【全日本相撲選手権】アマチュア横綱・池田俊「初めて日本一を獲れてうれしい」念願かなえ感慨

2023年12月03日 20:41

相撲

【全日本相撲選手権】アマチュア横綱・池田俊「初めて日本一を獲れてうれしい」念願かなえ感慨
アマチュア横綱に輝き、チームメートから胴上げされる金沢学院大4年の池田俊(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 第72回天皇杯全日本相撲選手権大会が3日、東京・両国国技館で行われた。この大会はアマチュア日本一を決める最高峰の大会。今年の各種大会で好成績を収めた社会人29人、大学生37人、高校生2人の計68人で争われた。
 金沢学院大4年の池田俊が今年のアマチュア横綱に輝いた。「獲りたくて獲りたくて…初めて日本一を獲れて本当にうれしく思います」。大学4年間でこれまで準優勝3回、3位が4回。届きそうで届かなかった念願の日本一を大学最後の大会でかなえ、感慨を込めた。

 1カ月前の全国学生選手権では、決勝で異議申し立て(物言い)がつく際どい勝負の末に草野直哉(日大4年)に敗れて準優勝。「あの思いがあったので、ここでしっかり獲ろう」と悔しさを力に変えた。その草野は準決勝で敗退。「インカレのリベンジしたいと思っていたけど(相手が)誰であっても勝つつもりで」と、草野に勝ったブフチョローン(日体大3年)を決勝で退けた。

 大学生最大の目標である全国学生選手権から1カ月。今回は個人戦のみのため「インカレに比べたら気楽にいけた」とプレッシャーを感じることなく臨んだ。決勝は得意の左差しから豪快なすくい投げ。「今日は全体的に狙い通りいけた」と自分の相撲を取りきって有終の美を飾った。


 ◇池田 俊(いけだ・しゅん)2001年(平13)10月16日生まれ、石川県七尾市出身の22歳。金沢市立犀生中3年時に全国都道府県中学生大会3位。金沢学院高1年時に全国高校総体団体戦優勝。3年時に国体個人戦準優勝。金沢学院大2年時に西日本学生選手権準優勝、西日本学生体重別135キロ未満級優勝、全国学生体重別135キロ未満級3位。3年時に全日本大学選抜金沢大会準優勝、全国選抜大学実業団刈谷大会3位。4年時に全日本大学選抜宇和島大会準優勝、西日本学生選手権優勝、全日本大学選抜金沢大会3位、全国学生体重別無差別級3位、全国学生選手権準優勝。1メートル83、130キロ。得意は左四つ、寄り。叔父(母の弟)は大相撲の竹縄親方(元関脇・栃乃洋)。

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