巨人・岡本和 交流戦男またV打!13戦8勝中5試合で殊勲 9年ぶりVへ「交流戦残り全部勝てるように」

2023年06月14日 05:30

野球

巨人・岡本和 交流戦男またV打!13戦8勝中5試合で殊勲 9年ぶりVへ「交流戦残り全部勝てるように」
<巨・西>3回、松本から先制の適時二塁打を放つ岡本和(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―0西武 ( 2023年6月13日    東京D )】 ど根性が後押しした。巨人・岡本和の思いを乗せた痛烈な打球は、左翼・鈴木のグラブをわずかにかすめる。0―0の3回2死一塁。松本の外角145キロ直球を捉えると、左中間への先制の適時二塁打となった。
 「アキもよく走ってくれました。根性100%!」

 一塁走者の秋広が長駆生還。お約束のコメントを織り交ぜて喜びを表現した。

 DeNAと並び首位をキープする要因は、主砲が見せる無類の勝負強さにある。交流戦8勝目で、なんとこれが5度目のV打。12球団トップの6本塁打、同2位の13打点、同4位の打率・391で打線をけん引する。とはいえ、依然として9チームが2ゲーム差にひしめく大混戦。「なんとか勝ちたい一心。これからもたくさん打てるように頑張ります」と気を引き締めた。

 取り巻く環境が変わっても動じることはない。交流戦は一昨年が7本塁打、17打点。昨年も5本塁打、16打点を挙げた。今春のWBCでは完全アウェーの決勝・米国戦で値千金のソロ。今季から名門球団の主将に就任したが「ここ(胸)にC(マーク)がついたくらい。あと、ちょっと僕の周りに人だかりができるくらいかな」と言ってのける。原監督がボキャブラリーの豊富さを称えていたことを伝え聞くと、関西人らしい切り返しを披露。「あなたには負けますよ」と冗談めかすずぶとさもある。

 試合前には侍ジャパンの同僚だった源田らと談笑した。自主トレ仲間でもある渡部には自身のバットをプレゼント。お手本と言わんばかりの決勝打で、カード初戦の連敗を6で止めた。今季最多タイの貯金2でリーグ3位に浮上。「凄くいい雰囲気で来ているので、交流戦残り全部勝てるように頑張ります」。交流戦を制した12、14年の2度とも、その勢いのままリーグ優勝へ一直線。主砲のバットが、9年ぶりの頂点を予感させる。(花里 雄太)

おすすめテーマ

2023年06月14日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム