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阪神・前川　甲子園初スタメンで存在感キラリ　オリ・由伸から無安打も　「一本出せるように」

2023年06月14日 05:15

野球

阪神・前川　甲子園初スタメンで存在感キラリ　オリ・由伸から無安打も　「一本出せるように」
＜神・オ＞2回、前川は一ゴロに倒れる（撮影・岸　良祐） Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神0―2オリックス （ 2023年6月13日    甲子園 ）】 甲子園初スタメンとなった阪神・前川が、聖地でも持ち味を発揮した。「5番・右翼」で4戦連続先発。2回1死の第1打席で山本の157キロ真っすぐをフルスイングした。詰まりながらも一、二塁間に転がした打球は頓宮の好守備に阻まれたものの、思い切りのいい打撃でファンを沸かせた。
　「ストレートも凄かったですし、もっとスイングスピードを上げて、一本出せるようにしていきたい」

　昨年3月18日のオープン戦で対戦した際には、左前打を放った経験がある。対戦前には「真っすぐも噴き上がってくる。本当に凄い投手。いろいろ挑戦していきたい」と再戦を心待ちにしていた。5回の第2打席はカーブに手が出ず、見逃し三振。7回には死球も受け、場内からブーイングが起こった。

　結局、球界最高右腕から一本は出せなかったものの、交流戦ならではと言える得がたい経験を積んだ20歳。9回1死一塁では山崎颯から四球を選んで最後のチャンスを演出するなど、日に日に存在感を強めている。

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