Bジェイズ・雄星 大谷抜いた日本人単独最多7勝目 移籍後最長7回投げわずか2安打

2023年06月27日 02:30

野球

Bジェイズ・雄星 大谷抜いた日本人単独最多7勝目 移籍後最長7回投げわずか2安打
<ブルージェイズ・アスレチックス>7勝目を挙げた菊池(AP/The Canadian Press) Photo By AP
 【ア・リーグ   ブルージェイズ12―1アスレチックス ( 2023年6月25日    トロント )】 左拳を握り締め、雄叫びを上げた。4点リードの7回2死一塁。ブルージェイズ・菊池がブルデーを低めのカーブで空振り三振。移籍後最長の7回を2安打1失点。マリナーズ時代の21年に並ぶメジャー自己最多であり、大谷を抜いて今季の日本投手単独トップに立つ7勝目を挙げた。
 「このチームに来てから7回を投げられていなかったのでうれしい」。落差のある変化球で巧みに緩急をつけ、的を絞らせなかった。初回の2三振でリズムに乗ると、計8個の三振を奪ってソロ本塁打による1失点のみ。「打ち取り方や、自分の持ち球が定着している」。本拠地を埋めた4万1069人の大声援が心地良かった。

 4試合連続で白星に恵まれなかった6月は、5試合目の登板で月間防御率は2.28。5月の5.83から大幅に改善された要因はカーブの割合を増やしたことにある。この日も全101球中、最も多い38球の直球に次ぐ35球を占め「5月は右打者にハードヒットされることが多かった。開き直りカーブを使い始めたら凄く有効になった」と明かした。

 7回のマウンドに送り出したジョン・シュナイダー監督は「今日の投球を見れば(決断は)簡単だった」と話し、菊池も「7回を投げ切ったことで、もっとチャンスが増えてくる」。信頼を積み上げた大きな1勝だった。

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