広島・床田&森下 首位追い上げへ本拠地マツダで負けられない! 奪首に勢いづくベイ斬り誓う

2023年06月27日 05:00

野球

広島・床田&森下 首位追い上げへ本拠地マツダで負けられない! 奪首に勢いづくベイ斬り誓う
床田(右)と話す森下 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 広島の床田寛樹投手(28)と森下暢仁投手(25)が26日、マツダスタジアムで調整し、奪首に勢いづくベイ斬りを誓った。27日からのDeNA3連戦(同)で、初戦に先発する左腕と28日の第2戦に向かう右腕。今季は対戦3カード連続で負け越しており、夏場の勝負どころをにらめば、本拠地では負けられない。首位追い上げへ――。防御率1点台を誇る2投手が道筋をつける。
 森下は「チーム的にも大事な試合になると思う」とナインの思いを代弁した。DeNAとの3連戦。相手は虎に3連勝して奪首に勢いづくが、巨人に勝ち越して3位浮上を果たした広島だって負けてはいない。ましてや本拠地が舞台。先陣を切る床田は、敵の勢いなんてどこ吹く風だ。

 「僕は変わらないです。いい流れをそのまま出せればいいかなと思う。3連勝したら大きい。しっかり投げて取れるようにしたい」

 それもそのはずリーグトップの防御率1・69。今季のDeNA戦も登板3試合で20回1/3を投げ、2勝0敗、防御率1・77を誇る。強力打線が相手でも自分の投球をすれば…。言葉に自信がにじむ。

 「勢いに乗ったら止まらないイメージがある。まずは先頭打者をしっかり取ること。無駄な四球も出さないように心がけたい」

 ここまで6勝1敗。相手打者の狙い球を読んだ冷静な投球が今季は光る。「1打席目にこういったから、2打席目はこういう感じでいこうか…とか」。勝負どころで投げミスが少ない制球力も好調を支える一要因だ。

 「この3連戦で(勝てば)首位と(ゲーム差を)縮められる。明日はトコ(床田)さんが頑張ってくれると思うし、みんなも大事さを分かっていると思うので取れたら大きい」

 首位とは目下4・5ゲーム差。2戦目に向かう森下は直接対決が持つ意味を強く認識していた。今季はここまで3勝1敗、防御率1・89。DeNAとは右肘手術からの復帰戦となった5月4日に対戦し、本調子を欠く中で6回を2失点、勝ち負けはつかなかった。

 「クリーンアップの前にどれだけ走者をためないか。1番を打つ関根さんも出塁率がいい。そういうキーになる打者をしっかり抑えたいと思います」

 先発7試合、全てクオリティースタート(6イニング以上を投げ、自責3以下)の安定感がキラリと光る。「自分の中では最低限の仕事」と言い切り、内外に制球される強い真っすぐとカーブ、チェンジアップによる緩急を攻略するのは、強力打線といえども容易ではない。

 今季のDeNA戦は対戦3カード連続で負け越し中。夏場の勝負どころを考えれば、今回の本拠地3連戦は負けられない。首位追い上げへ、ローテーションの柱で必勝だ。 (江尾 卓也)

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