ロッテ・朗希 27日オリ・宮城と侍対決!パ首位争い「とにかく良いピッチングができるように」

2023年06月27日 05:30

野球

ロッテ・朗希 27日オリ・宮城と侍対決!パ首位争い「とにかく良いピッチングができるように」
今年5月17日のロッテーオリックス戦の試合前、練習を終えてグラウンドの片隅で話し込むロッテ・佐々木朗とオリックス・宮城 Photo By スポニチ
 ロッテの佐々木朗希投手(21)が、27日のオリックス戦(京セラドーム)に先発する。侍ジャパンの同僚で相手先発の宮城大弥投手(21)とは、完全試合を達成した昨年4月以来3度目の対決。過去2戦2勝という相性に加え、敵地では前回登板で自己最速タイの165キロを連発した。ソフトバンクが敗れたことで、チームは17日以来の単独首位に浮上。2位オリックスとの直接対決で快投の予感が漂う。
 相手に不足はない。佐々木朗は静かに気持ちを高めた。27日の予告先発が発表となり、宮城との投げ合いが決定。優勝争いを続ける宿敵との一戦を前に、球団広報を通じてコメントを残した。

 「とにかく良いピッチングができるように、チームの勝利に貢献する投球ができるように、しっかりと頑張りたい」

 浮上のきっかけをつかみたい。例年、夏場が課題の右腕は6月に入って屋外球場3試合で1勝2敗、防御率3・32と失速気味。だが、相手先発がU18高校日本代表からの球友で、今春WBCでも侍ジャパンの一員として共に世界一に貢献した宮城となれば話は別だ。

 3月11日のチェコ戦では先発の佐々木朗が勝利し、宮城がセーブを挙げた。自身のSNSには優勝時のツーショット写真を掲載するなど大の仲良し。5月16日からの3連戦では、練習の合間に話し込むなど旧交を温めた。ZOZOマリンで完全試合を達成した昨年4月10日以来のマッチアップで、過去2戦2勝。舞台は京セラドームに替わるが、佐々木朗にとってはプラス材料だ。過去4試合は3勝負けなし。前回4月28日には日本最速タイの165キロを4球マークしており、マウンドとの相性も良さそうだ。

 今回は疲労も考慮され、中8日とリフレッシュした状態での登板。25日にブルペン入りした右腕について吉井監督は「機嫌良かったですよ」と独特の言い回しで好調を伝えた。今季100奪三振まで、残り14に迫る。昨年に続いて登板10試合での到達は、90年野茂英雄(近鉄)らに並ぶ最速タイ。快投で勝利を引き寄せるべく、令和の怪物は全力で腕を振る。(大内 辰祐)

 ▽佐々木朗の完全試合 22年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、立ち上がりから160キロ台の速球を連発。自己最速タイの164キロ(当時)を2度マークした。初回2死からの吉田正の3球三振から、プロ野球新記録となる13連続奪三振。最後は代打・杉本を空振り三振とし、9回を105球で史上16人目の完全試合を達成した。20歳5カ月での達成は史上最年少に加え、1試合最多タイの19奪三振と記録ずくめの一日となった。

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