阪神・青柳 ローテ再編で当初予定の9日から11日DeNA戦へ 首位攻防戦を制し3勝目を狙う

2023年07月08日 05:15

野球

阪神・青柳 ローテ再編で当初予定の9日から11日DeNA戦へ 首位攻防戦を制し3勝目を狙う
<神・ヤ 雨天中止>キャッチボールする青柳(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神ーヤクルト ( 2023年7月7日    甲子園 )】 不振のため再調整していた阪神の青柳晃洋投手(29)が7日、1軍に合流した。当初は9日のヤクルト戦(甲子園)での先発が予定されていたが、この日の同戦が降雨による天候不良のため中止になったことで、ローテーションが再編される。首位攻防戦となる11日のDeNA戦(倉敷)で、仕切り直しの復帰マウンドに上がることが決まった。重要な一戦で、エースが5月12日の同戦以来の白星となる今季3勝目を狙う。
 最近は同僚の「大雨降太郎」こと大竹の代名詞となっていた「雨男」の“帰還”を感じさせる一日になった。5月19日以来の1軍合流となった青柳は、キャッチボール、ブルペン投球などで調整した。

 「2カ月間忘れていたけど、(1軍は)いい雰囲気じゃないですか。(復帰登板は)楽しみが一番ですね」

 登板予定だった9日ヤクルト戦へ向け、笑顔も交えて意気込みを示しクラブハウスへ消えてから1時間もたたないうちに、この日の中止が決まった。登板日が降雨中止になったわけではないものの、自身も含めたローテーション再編が決定。当初の9日から2日後となる11日のDeNA戦に回ることになった。

 「与えられたところで投げるしかないですし、(登板日が)変わることに関しては何も思わないです。自分はもう立ち位置的に、雨とかでズレたら変わる立場だと思っている。全然、頭に入っていたので大丈夫です」

 開幕から不振に苦しみ、7試合で2勝3敗、防御率5・63で5月20日に出場選手登録を抹消された。1カ月半以上も2軍で過ごした右腕は、自身の現状の立ち位置を言い聞かせるように仕切り直しの一戦へ力を込めた。これもエースの宿命か。生やさしい復帰登板にはならない。相手は6月25日に一時、首位を奪われるなど、し烈な争いを繰り広げ、この日巨人に勝って1ゲーム差に迫った2位のDeNA。重要な3連戦の初戦を託される。

 ただ、右腕にとっては開幕戦を含めて今季挙げた2勝は、いずれもDeNA戦。通算でも16勝6敗と好相性とあって「DeNAに関しては今年唯一、2勝しているチームなので、そこら辺はいい形で投げられる。自分の投球をすればある程度抑えられている」と、苦手意識なく臨める。

 近本が戦線を離脱し、一時期の勢いがないチームにとって“上がり目”と言えるのが青柳の復調。勝負の後半戦へ向けて背番号17が再び投手陣の先頭に立ってけん引できるのか。エースが復権をかけてマウンドに上がる。(遠藤 礼)

おすすめテーマ

2023年07月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム