巨人・浅野翔吾 初の守備機会でド派手に転倒、二塁打に 謝罪受けた菅野は笑顔で頭ポカリ

2023年07月08日 20:27

野球

巨人・浅野翔吾 初の守備機会でド派手に転倒、二塁打に 謝罪受けた菅野は笑顔で頭ポカリ
<巨・D>7回、宮崎の打球を追った右翼・浅野は脚を滑らせる (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年7月8日    東京D )】 巨人のドラフト1位ルーキー、浅野翔吾外野手(18=高松商)が8日のDeNA戦(東京D)で待望の1軍デビュー。注目の第1打席は空振り三振だったが、その直後に入った右翼守備では1軍初の守備機会で足を滑らせて転倒し、いろいろな意味で記憶に残るデビュー戦となった。
 6―0で迎えた6回、先頭打者として打席が回ってきた2番・梶谷の代打として登場。注目のプロ初打席は相手2番手左腕・田中健の5球目、142キロ外角直球を空振り三振だった。それでも気持ちのいいスイングに東京ドームのスタンドからは大きな拍手が降り注いだ。

 浅野はそのまま梶谷に代わって7回から右翼の守備へ。18歳の若者らしく巨人ファンにペコリと頭を下げてあいさつ。ここでも大きな拍手を浴びた。だが、1死から宮崎の右中間へ飛んだ打球を追って足を滑らせ、勢いよく転倒。グラウンドに腹を打ち付ける形となった。

 それでもすぐさま起き上がり、打球を処理。1軍初の守備機会で転倒して右中間二塁打となり、悔しそうな表情を浮かべていたが、大量リードしていることもあってスタンドからは温かい眼差しが向けられた。

 1死二塁とピンチを背負ったマウンド上の菅野だったが、楠本を空振り三振、柴田を二ゴロに抑えて無失点。この回が終わると、浅野は一目散に菅野のもとへ謝罪に出向いて頭を下げた。これには菅野も笑顔で浅野の頭をポカリ。ベンチにも微笑ましい空気が流れていた。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご) 2004年(平16)11月24日生まれ、香川県出身の18歳。高松商では2度甲子園に出場し、3年生だった昨夏は初戦の佐久長聖戦で2打席連続本塁打を含む3安打4打点。準々決勝の近江戦でも大会3号となる2ランを含む3安打を放ったが惜敗。22年ドラフトでは巨人、阪神から1位指名を受け、抽選の末に巨人が交渉権を獲得した。高校通算68本塁打。1メートル71、86キロ。右投げ右打ち。血液型A。

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