元巨人監督・堀内さん 「老婆心ながら」と古巣の若手起用法に警鐘「潰れてしまう」

2023年09月07日 16:54

野球

元巨人監督・堀内さん 「老婆心ながら」と古巣の若手起用法に警鐘「潰れてしまう」
堀内恒夫氏 Photo By スポニチ
 元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫さん(75)が7日、自身のブログを更新。「老婆心ながら」として、古巣・巨人の若手起用法に警鐘を鳴らすとともにコーチ陣に適切な育成を要望した。
 「若手の起用と育てること」のタイトルでブログを更新。巨人が2―4で敗れた前日6日のヤクルト戦(神宮)について言及した。

 堀内さんは勝敗を分けたポイントとして、1―0で迎えた6回無死一塁から代打・岸田と中山が2者連続で送りバントに失敗してともに三振に倒れた場面を挙げた。

 そのうえで「ただいつも言っていることだけど年齢が若かったり経験の浅い選手を起用するということはある程度のミスは想定内」と岸田行倫捕手(26)と中山礼都内野手(21)のミスについて記し、「とは言えバントなんかは練習させているはずだけど若いもんにはちゃんと教えてやらないといかんよ」と続けた。

 投手陣に関しても、1―0で迎えた6回に3番手で登板した助っ人左腕・バルドナードが打ち込まれて逆転を許し、なおも2死一、二塁となった場面でマウンドにドラフト3位ルーキー右腕・田中千晴投手(22=国学院大)を送ったことについて「『育てる』以前の段階。まだしっかりと1軍のマウンドに上がる基礎が出来上がっていないうちに責任が重いところを任されている現状。最初はいいだろう。でも、昨日みたいに任されたところで結果が出せないことが続けば彼らの持つ本来の才能が輝く前に小さくまとまって終わったり潰れてしまうことにもなる」と警鐘を鳴らした。

 そして、「コーチの皆さん老婆心ながらどうか、そのあたりのことよろしく頼みましたよ」とブログを締めくくっている。

 なお、田中千は代打・青木、内山に2者連続適時打を許し、この回を11球で投げ切って降板している(失点は全てバルドナード)。

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