だから、阪神・ミエセスは愛される “マブダチ”も「尊敬する」人柄 「打てばみんな喜ぶ」の声も

2023年09月14日 22:16

野球

だから、阪神・ミエセスは愛される “マブダチ”も「尊敬する」人柄 「打てばみんな喜ぶ」の声も
<神・巨>ゴーグルをかけてピースサインするミエセス(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )】 阪神18年ぶりの「アレ」に欠かせないピースとなった選手がミエセスだ。1メートル85、120キロの巨体を揺らし、頭頂部で一つに束ねた黒と金色のドレッドヘアは迫力十分。愛くるしい笑顔で岡田監督やチームメートから「ミエちゃん」と呼ばれる助っ人は、成績以上に存在感を示した一人と言っていい。
 ドミニカ共和国出身の28歳。米大リーグのカージナルス、レッドソックス傘下などを渡り歩き、今季から日本でのプレーを選択した。日本野球の印象について「ドミニカとかアメリカでも(ベンチでは)叫んでいる人は多いですけど、日本の方がより多いなと感じる」と語った助っ人。右も左も分からない中で入団したミエセスに対し、今や“マブダチ”となった糸原が、キャラを最大限に引き出している。

 「糸原選手は練習に行くときも誘ってくれたりとか、気にかけてくれる。そういうところでも尊敬しているし、野球以外でも尊敬している。親友の一人」

 ともにベンチスタートの多かった2人は、行動はいつも一緒だった。練習開始前のハグに始まり、練習が終われば一緒にクラブハウスへ引き上げる。次第にミエセスの周りにはいつもチームメートが集まり、日本語も徐々に話せるようになってきたという。試合中には「ベンチで糸原が俺に続け(て声を出せ)と言ってくれるよ」と笑う。それでも木浪によれば「ベンチでもめちゃめちゃ声を出す。だからミエセスが打てばみんな喜ぶんでしょうね」と証言した。

 陽気なキャラが先行するが、野球に対しては勤勉。スイングは豪快でも、試合を重ねるごとに簡単に追い込まれても、低めのボール球にバットが出ることも少なくなった。来季はすでに阪神の残留が内定。来季は打棒でも大きな期待がかかる。

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