涙の別れから5442日 岡田「スマイル」で甲子園で6度舞った! 虎の黄金時代幕開けや

2023年09月14日 20:51

野球

涙の別れから5442日 岡田「スマイル」で甲子園で6度舞った! 虎の黄金時代幕開けや
2008年、CS第1S試合後のセレモニー、今季限りで辞任する阪神・岡田彰布監督(左)と握手を交わし、号泣する藤川球児投手 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )】 阪神が14日、18年ぶり6度目となる悲願のリーグ優勝を達成した。球団最速優勝日だった03年の9月15日を1日更新する歴史的スピード決着。前回18年前と同じ巨人を相手に、甲子園で歓喜の輪を作った。セ・リーグでは2番目に長かった優勝ブランクを埋め、岡田彰布監督が見事に虎を蘇らせた。
 優勝決定の瞬間、岡田監督はベンチで平田ヘッドコーチら首脳陣と握手を交わした。その後、背中を押されるように、マウンド付近の歓喜の輪に歩み寄ると、選手らの手で6度、宙を舞った。

 涙はない。15年前、ほおを伝った涙は、もう、いらない。

 2008年10月20日。クライマックスシリーズ第1ステージ第3戦で中日に敗れ、藤川球児ら選手と涙の別れを告げてから5442日。歴史的なV逸の責任を取り、同年限りで指揮官を辞任した岡田監督が、今度は笑顔で宙を舞った。

 時に厳しくチームにあたりながらも、前回、監督時には少なかった「笑顔」を見せてベンチでも采配を振るった。その岡田スマイルで、ついに世界一のファンに歓喜をもたらした。優勝を支えた選手は、ドラフト補強で育成された10年目以下の生え抜きが主体。虎の黄金時代幕開けも期待される復活優勝となった。

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