ミキハウス・栗山が雪辱の「マダックス」 昨年の再戦も「大丈夫」 88球完封で本戦出場に王手

2023年09月14日 17:15

野球

ミキハウス・栗山が雪辱の「マダックス」 昨年の再戦も「大丈夫」 88球完封で本戦出場に王手
<ミキハウス・アスミビルダーズ>完封勝利を挙げたミキハウス・栗山 Photo By スポニチ
 【第48回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選3回戦   ミキハウス2―0アスミビルダーズ ( 2023年9月14日    わかさスタジアム京都 )】 ミキハウスが昨年敗れたアスミビルダーズに2―0と勝利して雪辱を果たし、15日の大阪ガスとの代表決定戦に進んだ。
 先発の栗山拓巳は、100球未満の完封勝利を指すマダックスを達成した。球数88球、被安打3本のみとテンポよく片付け、「初球から振ってきていると初回から気付いていたので、入りを大事にしました」と省エネ投球の裏側を明かした。

 直球は数球しか投げず、ツーシームを軸に組み立てて凡打を積み重ねた。2回無死一塁からは打者21人連続無安打。打たせて取る投球でリズムを生んだ。
 悪夢を振り払う力投だった。アスミビルダーズとは昨年の最終予選3回戦で対戦。栗山は2番手として登板するも、タイブレークの延長10回にけん制悪送球で決勝点を与えた。「試合前は少し意識したけど、試合に入れば大丈夫でした」と33歳の年長者らしく落ち着いて投げ込んだ。陣田匡人監督は「相手に借りを返すチャンスをいただけた。流れを与えなかった栗山様々です」と称えた。

 打線は、5回まで3安打無得点と苦しんだ。それでも6回1死二塁から2番・渡辺宏祐が先制の中前適時打を放つと、1―0の8回2死満塁から3番・猪原隆雅が中前へ貴重な適時打を挙げた。

 15日の代表決定戦は、今回の予選で2―3で敗れた大阪ガスとの再戦となる。陣田監督は「負けたままでは終われない。やり返したい」と本戦出場を見据えた。

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