阪神「10勝クインテット」誕生見えた! 青柳と才木があと2勝で球団76年以来の快挙へ

2023年09月20日 05:15

野球

阪神「10勝クインテット」誕生見えた! 青柳と才木があと2勝で球団76年以来の快挙へ
投内連係の練習を行う青柳(右から2人目)、才木(同3人目)ら(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 今年の虎投は、球史に名を残す可能性を秘めている。先発陣では既に大竹、伊藤将、村上の3人が2桁10勝に到達。加えて、青柳と才木がともに8勝で大台到達の可能性を残しており、球団では50、76年以来3度目の「2桁勝利クインテット」誕生が見えてきた。
 「(10勝に)いけたらいいですし、本当に5人が10勝したら先発だけで50勝していることになるので。それは本当に素晴らしい成績だと思うので、狙えるものは狙えたらいい」

 21日の巨人戦、29日のDeNA戦に登板予定の青柳が息巻く。2年連続最多勝利&最高勝率1位に輝き、初の開幕投手を務めた今季は不振で2軍落ちも経験。もがき苦しみながらも、自身目下5連勝中と後半戦にかけて勝ち星を積み重ねてきた。「あと2回、普通にいけば投げられると思う。全部勝って結果として10勝であれば、他の内容は悪いかもしれないですけど、少しは見栄えのいい成績になると思うので」。意地の3年連続2桁勝利へ、強い意欲を示した。

 22日のヤクルト戦、10月1日の広島戦に先発予定の才木も「残りちょうど2試合なんで。投手コーチとかからも“10勝狙えるからせっかくだし狙えよ”と言われていますし。ちょうど一つの目安として狙っていけるなら狙っていきたい」と、自身初の10勝到達を掲げた。優勝を決めた14日巨人戦では7回3安打1失点と快投。飽くなき向上心をのぞかせる24歳右腕は「防御率が今2・04で1点台に届きそうなので、そこも一つ目標にして頑張れたら」と、もう一つのノルマを自らに課して残り2戦のマウンドへと上がる。

 NPBで2桁勝利が1チーム5人以上は、05年ロッテ(6人)以来。セ・リーグに限れば、95年ヤクルト以来28年ぶりの快挙だ。悲願が成就した後も、見るべきポイントは多く残されている。(阪井 日向)

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