広島・上本 23日巨人戦昇格いける!2軍実戦復帰で“不安一掃打” 左足「張りも突っ張りも何もない」

2023年09月20日 05:00

野球

広島・上本 23日巨人戦昇格いける!2軍実戦復帰で“不安一掃打” 左足「張りも突っ張りも何もない」
<ウエスタン 中・広>実戦復帰した広島・上本 Photo By スポニチ
 【ウエスタン・リーグ   広島1―2中日 ( 2023年9月19日    ナゴヤ )】 「左足半膜様筋筋損傷」で離脱していた広島・上本崇司内野手(33)が、ウエスタン・リーグの中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰を果たした。「3番・DH」で先発出場。7回の第3打席には左前打を放ち、33日ぶりの実戦で3打数1安打と不安を払拭した。20日の同戦では守備にも就く予定で、順調に調整が進めば、23日の巨人戦(東京ドーム)で1軍復帰する見込みだ。
 約1カ月ぶりの実戦舞台で上本が不安を払拭した。観客席のファンからも“帰還”を祝福する歓声が飛んだ。その温かい声援にプレーで応えてみせた。

 「(安打は)打ち損じですけど、いいところに飛んでくれた。(左足の状態は)問題はない。張りも、突っ張りも何もない」

 「3番・DH」で先発出場した。初回無死一、二塁での打席は遊ゴロ併殺。続く4回先頭では左飛に倒れるも、7回の第3打席に松木平が投じた143キロの直球を左前に運んだ。「悩んだんですけど、あまり(球の)見え方が良くなかったので」と志願して臨んだ打席で存在感を示し、9回に代打を送られた。

 この日、守備には就かなかったが、高2軍監督は「今日のところは大丈夫だね」と振り返った上で、「明日の状態が大丈夫なら二塁を守らせる」と話し、20日のウエスタン・リーグ中日戦では守備にも就く予定だ。

 「焦りすぎました。(復帰が)延びただけ。何も得ることはなかった」

 当初の復帰プランから大幅に遅れたことには悔しさをにじませる。8月17日の阪神戦(マツダ)の走塁で、左太腿裏を痛めて負傷交代。翌18日に出場選手登録を抹消された。最短10日での戦列復帰を目指して、急ピッチで調整を進めてきたが、結果的には実戦復帰までに1カ月を要した。

 貴重なユーティリティープレーヤーとして今季は内、外野のポジションで62試合に先発出場。打順も1~8番まで務めるなど攻守で役割を遂行してきた。クライマックスシリーズ(CS)進出を目指すチームは現在、菊池、西川、野間ら主力が離脱。リーグ3位のDeNAも2ゲーム差で接近するだけに背番号0の早期復帰が待たれる。報道陣から「23日の巨人戦から(1軍に)行くつもりでいる?」との問いかけには「はい!」と即答。高2軍監督も「ベストは、そう(同日からの1軍)だね」とプランを認めた。

 今後は、21日まで2軍戦に出場し、状態に問題がなければ、23日の巨人戦から1軍復帰する見込みだ。「全力でやらないといけない」。順調な回復ぶりをアピールした上本が巻き返しへ向けて最終調整に入る。(長谷川 凡記)

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