オリ 胴上げ投手は「吹田の主婦」山崎颯 平野佳ベンチ外で抜てきに応える

2023年09月20日 21:01

野球

オリ 胴上げ投手は「吹田の主婦」山崎颯 平野佳ベンチ外で抜てきに応える
<オ・ロ>3連覇を決め、山崎颯(手前)に抱き着く森(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス6-2ロッテ ( 2023年9月20日    京セラD )】 オリックスが優勝を決める20日のロッテ戦で、最後を締めたのが7年目・山崎颯だった。
 4点リードの9回に登板すると、荻野に安打を打たれたが無失点で抑えて胴上げ投手となった。最後はグラブを高々と放り投げて、捕手の森と抱擁。歓喜の輪に包まれた。

 日米通算247セーブとしていた平野佳は、前日19日に再登録され登板したが、この日はベンチ外。オリックスファンから「吹田の主婦」の愛称で親しまれる山崎颯が試合を締めた。

 山崎颯は今季は主にセットアッパーとしてチーム最多の51試合に登板(19日まで)。チームトップの27ホールドを挙げていた。この日はセーブ機会での登板ではなかったが、今季9セーブを挙げており、この日も堂々たる投球で優勝を決めた。

 山崎颯が今季のターニングポイントには挙げたのは5月4日のソフトバンク戦。「2点差の8回に中村晃さんに同点2ランを打たれた。その試合から変わった」。開幕から調子が上がらず「良くなったり、打たれたりを繰り返していた」という中、今季初めてチームの勝利を消したことで「ふっ切れたというか“調子が悪いとか関係ない。抑えればいい”という気持ちになった」という。

 次の登板から21試合連続無失点を記録するなど波に乗り、大一番で守護神に抜てき。見事に優勝を“守り抜いた”。

 ◇山崎 颯一郎(やまざき・そういちろう)1998年(平10)6月15日生まれ、石川県出身の25歳。敦賀気比では2年夏、3年春と2季連続甲子園出場。16年ドラフト6位でオリックス入団。19年8月に右肘内側側副じん帯再建手術を受け、同12月に育成契約。20年12月に支配下に復帰し、21年5月1日のソフトバンク戦で救援でプロ初登板。同年CSファイナルSでは最速160キロをマーク。1メートル90、90キロ。右投げ右打ち。

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