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佐々岡真司氏 広島・森下は体が早く開き、打者にボールが見えやすくなっているのでは

2023年09月30日 06:05

野球

佐々岡真司氏 広島・森下は体が早く開き、打者にボールが見えやすくなっているのでは
佐々岡真司氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島1―4中日 ( 2023年9月29日    マツダ )】 【佐々岡真司 視点】広島・森下は立ち上がりから直球に力があるように見えた。だが、その割に空振りが取れていない。真上から投げ下ろす投手。投球の際に左肩が下がって体が早く開く分、周囲にはスピードがあるように映っても、打者にはボールが見やすくなっているのではないか。
 細川の先制打も同様だ。3回2死二塁で甘く入ったカットボールを左前へ運ばれた。いい時は打者の手元で鋭く曲がって空振りが取れるが、体の開きが早くなると曲がりも早くなる。結果、抜けたような変化になって打者には見えやすくなる。

 ちなみにチェンジアップやシュートを投げる際、指先を早く抜こうとするとフォームに影響し、直球やカットボールに同様の傾向が出ることがある。気を付けないといけない。

 思えば、前回23日の巨人戦は6回を投げて奪三振ゼロだった。打たせて取るタイプではなく力投型。しかも、あれだけの直球、変化球があるのに…だ。CSファーストSまで約2週間。見やすくなっていないか、いま一度フォームをチェックし、微調整して決戦に合わせてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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