巨人・大勢わずか10球で追いつかれ、7回零封していた戸郷の13勝目消える 復帰後3戦連続失点

2023年09月30日 20:43

野球

巨人・大勢わずか10球で追いつかれ、7回零封していた戸郷の13勝目消える 復帰後3戦連続失点
<巨・中>8回、中日に同点を許した大勢 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―中日 ( 2023年9月30日    東京D )】 巨人の大勢投手(24)が中日戦(東京D)で1点リードの8回に2番手として登板。右上肢のコンディション不良から復帰後3試合連続で失点し、7回2安打無失点好投で自身初となる13勝目の権利を得て降板していた戸郷翔征投手(23)の勝利を消滅させた。
 1―0で迎えた8回、先頭の鵜飼に投じた初球の156キロ直球を右前打されると、代走・三好に二盗を決められ無死二塁。石垣は投ゴロに打ち取って1死としたが、代打・大島に2球目フォークボールを中前適時打とされ、登板から10球であっという間に追いつかれた。

 この瞬間、7回86球で降板していた戸郷の13勝目が消滅。戸郷はプロ最長の34回連続無失点という快投で降板したが、一瞬にして勝利が吹き飛んだ。

 大勢は2死後にカリステを四球で歩かせ、なおも2死一、二塁とピンチが続いたが、細川を10球目スライダーで空振り三振に仕留めてそれ以上の得点は許さなかった。

 右上肢のコンディション不良から86日ぶりの復帰登板となった17日のヤクルト戦(東京D)では9回に1点リードを守れず、リリーフ失敗。その裏、ドラフト4位ルーキー門脇のプロ初となるサヨナラ打で今季3勝目を手にしていた。

 今季最後の伝統の一戦となった21日の阪神戦(甲子園)ではセーブ機会ではない5点リードで9回のマウンドに上がったが、3人の打者と対戦して本塁打、二塁打、本塁打と1死も取れずに3失点して降板。

 この時は先発右腕・赤星が8回を無失点に抑えてプロ初完投初完封が見えてきているところでの継投となったが、試合を締めることができず、中川の救援をあおいでいた。

 大勢の投球内容は1回で打者6人に対して33球を投げ、2安打1失点。2三振を奪い、与えた四球は1つだった。

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