中日・根尾 6回プロ最多102球1失点の粘投もプロ初勝利届かず 同学年・戸郷と投手戦 打では2三振

2023年09月30日 19:53

野球

中日・根尾 6回プロ最多102球1失点の粘投もプロ初勝利届かず 同学年・戸郷と投手戦 打では2三振
<巨・中>中日の先発・根尾(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日―巨人 ( 2023年9月30日    東京D )】 中日の根尾昂投手(23)が30日、巨人戦(東京D)でプロ初勝利を目指し今季2度目の先発登板。6回5安打5四球1失点と粘りの投球を見せたが、プロ初勝利には届かなかった。
 前回、悲運の初勝利お預けとなった18日の広島戦(バンテリンD)から中11日の先発登板。相手先発は同学年で、プロ5年通算43勝を挙げている戸郷。高校時代には名実ともに圧倒していた根尾が、巨人のエースに成長した23歳右腕とプロの舞台で初めて投げ合った。

 初回、先頭の梶谷に遊撃内野安打を許す立ち上がりだったが、2番・門脇を4球目フォークで空振り三振に仕留めると、坂本に四球後、岡本和を5球目外角低めの148キロ直球で遊ゴロ併殺に斬って無失点で切り抜けた。

 2回は先頭の大城卓を四球で歩かせ、秋広は空振り三振。1死一塁で迎えた7番・丸に、初球の高めに浮いた147キロ直球を左翼線に運ばれピンチを招く。1死一、三塁、8番・吉川の二塁への内野安打の間に三走・大城卓がホームにスライディング。際どいタイミングで立浪監督はリプレー検証を要求も判定はセーフで覆らず。先制点を許した。

 2回を何とか1失点でしのいだ後、3回は門脇、坂本、岡本和を3者凡退に斬った。4回は大城卓、秋広に連続安打を浴びて無死一、二塁と再びピンチを背負った。しかし、丸を二塁ライナーに打ち取り、二走・大城卓も帰塁できずアウトに。吉川を危ない打球だったが中飛に打ち取り得点を許さなかった。

 0―1のまま迎えた5回。2死一、二塁と同点のチャンスを迎えると打席には根尾。戸郷との初対決は3球三振だったが、自ら得点するチャンスで迎えた第2打席も4球で空振り三振に。得点を奪うことはできなかった。

 5回は3者凡退に斬った根尾。6回は2死から3連続四球で自らピンチを招いたが、吉川を一ゴロに何とか打ち取り無失点。結局この回まででプロ最多となる102球を投げ5安打5四球1失点と再三のピンチをしのぐ粘投を見せたが、プロ初勝利には届かなかった。

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