関大・有馬が神宮届かず涙「楽しい4年間でした」ドラフトは調査書届くも指名漏れ、社会人で夢追う

2023年11月05日 17:13

野球

関大・有馬が神宮届かず涙「楽しい4年間でした」ドラフトは調査書届くも指名漏れ、社会人で夢追う
<関大・大商大>関大での最終戦となり、退任する早瀬監督(中央)らナインと記念撮影する有馬(右)(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【関西地区大学野球選手権大会第2代表決定戦   関大2―5大商大 ( 2023年11月5日    ほっと神戸 )】 明治神宮野球大会(15~20日)の出場権を懸けた関西地区大学野球選手権の第2代表決定戦は、大商大(関西六大学)が関大(関西学生)を5―2で制して、2年連続7度目の神宮切符をつかんだ。1勝すれば神宮大会に出場できるスーパーシード校として出場した関大は、連敗して2年連続の神宮大会出場を逃した。
 最後まで意地を見せた。2―5の7回からは、前日の天理大戦で5回92球を投じたエース左腕・金丸夢斗(3年)を投入。早瀬万豊監督が「金丸を出して雰囲気が変わってくれればいいと思った」と説明した期待通り、2回無失点の力投を見せながら逆転にはつながらなかった。

 主将の有馬諒(4年)にとっては、大学最終戦となった。「3番・捕手」として先発するも4打数無安打に終わった。

 「春もあと1勝で優勝できず、この秋も勝ち切れなかった。応援してくれたみんなに感謝したいです」

 選手やスタッフらが集まった試合後のミーティングでは、こらえ切れずに涙を流した。

 「泣かないでおこうと思ったけど、みんなの顔を見ると…。コロナもあって、なかなかうまくいかないことの多い代だったけど、楽しい4年間でした」

 10月のドラフト会議ではプロ志望届を提出し、複数球団から調査書が届いていたものの指名漏れとなった。「監督さんと話し合って決めたいと思います」と前置きした上で、今後は社会人野球でプレーする意向を示した。

 ◇有馬 諒(ありま・りょう)2001年(平13)4月3日生まれ奈良県奈良市生まれの22歳。小学1年に西大寺ドリームズで野球を始め、中学では奈良ウイングに所属して捕手。近江では1年春から背番号20でベンチ入り。1年秋から正捕手を務め、計3度甲子園に出場。関大では捕手として2年秋から3季連続でベストナイン獲得。50メートル走6秒7、遠投100メートル。1メートル81、88キロ。右投げ右打ち。

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