10年ぶり22度目の日本シリーズ第7戦 オリックスと阪神どっちが有利? ほぼ互角のデータ深掘り

2023年11月05日 17:00

野球

10年ぶり22度目の日本シリーズ第7戦 オリックスと阪神どっちが有利? ほぼ互角のデータ深掘り
オリックス・中嶋監督(左)と阪神・岡田監督 Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第7戦   オリックス―阪神 ( 2023年11月5日    京セラD )】 「SMBC日本シリーズ2023」第7戦は5日、京セラドーム(18時30分開始)で行われる。予告先発はホームのオリックスが宮城大弥投手(22)、阪神が青柳晃洋投手(29)。3勝3敗、6戦合計23―23で迎える59年ぶりの関西ダービー“運命の第7戦”はどちらに軍配が上がるのか。過去のデータから分析する。
 3勝3敗となった日本シリーズは、2013年の楽天-巨人以来10年ぶり22度目。過去21度を見ると、今回の阪神のように追いつかれた球団の優勝が10回(48%)、オリックスのように逆王手をかけた球団の優勝が11回(52%)と逆王手チームが1回多いだけとほぼ互角。このデータから見ると、ほんの少しだけオリックスが有利となる。

 その中でホームで逆王手をかけたケースは過去9回あり、1980年の広島、83、91年の西武、2003年のダイエーと日本一は4回(44%)。逆に敵地で追いつかれた球団が日本一に輝いたケースは1963年の巨人、76年の阪急、79年の広島、92年の西武、93年のヤクルトと5回(56%)。このデータから見ると、ホームのオリックスではなく阪神がほんの少しだけ有利となる。

 さらに、阪神が3勝3敗でシリーズ第7戦を迎えるのは1964、2003年の2度あり、ともに追いつかれて敗れている。オリックスは1976、78、84年と3度ある中、1976年は追いつかれた中で日本一に。78、84年は追いついた形で第7戦を迎えて、ともに敗れている。4勝3敗で日本シリーズを制すると、阪神は球団史上初、オリックスは47年ぶり2度目となる。

 初戦で阪神が8―0勝利、2戦目にオリックスの8―0勝利返しで始まった今シリーズだが、ここまで総得点は23―23の全くの五分。第6戦終えて総得点が五分だったのは、前回「関西シリーズ」の64年南海―阪神以来、59年ぶり2度目で、前回は19―19だった。さまざまな「数字」からも楽しめる今シリーズ。第8戦の可能性もあるが、どちらのチームが日本一に輝いても、シリーズ史に刻まれる名勝負となるのは間違いない。

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