MVPは阪神・近本「最高です!」打率・483、14安打は歴代3位「短期決戦だったので初球から」

2023年11月05日 22:05

野球

MVPは阪神・近本「最高です!」打率・483、14安打は歴代3位「短期決戦だったので初球から」
日本シリーズ<オ・神(>記念撮影する(左から)大山、ノイジー、森下、近本、山本、紅林(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第7戦   阪神7―1オリックス ( 2023年11月5日    京セラD )】 阪神は4日、「SMBC日本シリーズ」第7戦でオリックスに勝利し、4勝3敗で1985年以来、38年ぶり2度目の日本一を達成した。
 試合後には表彰選手が発表され、MVP(最高殊勲選手賞)には近本光司外野手(28)が選ばれ、賞金700万円を手にした。第7戦でも、初回、5回、6回、9回と安打を放って4安打。シリーズ14安打で歴代単独3位の活躍、打率・483だった。1位は吉田義男(阪神)が1962年にマークした16安打、2位は高橋慶彦(広島)が84年に記録した15安打。近本は8得点を挙げ、不動の1番打者としてチームをけん引した。

 近本は「最高です!」と叫び「一戦一戦全員で戦ったいい試合だったと思います!」と喜びに浸った。

 7試合で3度の猛打賞、打率・483とリードオフマンとして日本一に貢献。「短期決戦だったので初球からシーズンとは違う形で打ちにいけた結果だと思います」と振り返った。

 日本一の瞬間は「皆マウンドに集まって、僕はレフトに1人残されて皆の歓声を聞きながらゆっくりした時間を過ごせました」と笑わせた。

 今季を振り返り「選手それぞれいろんな思いを背負ってこのシリーズを戦ってきたと思うので、それがいい形で終わることができて本当に嬉しいと思います」としみじみ。入団5年目で優勝、日本一を初めて経験し「いろんなシーズンを送ることができましたけど、今年5年目ということで最高なシーズンを迎えることができました」と語った。

 今季は開幕戦を京セラドームで迎え、日本一の瞬間も同じ球場で味わった。「本当に第4戦ですかね、(大山)悠輔がサヨナラヒットを打った時の場面は甲子園の中が揺れるぐらい歓声がすごかった。今日も本当にすごかったですけど、こういうのを味わうのは日本シリーズだけかなと思うので、楽しく三塁ランナーでやってました」と目尻を下げた。

 アレを上回る日本一に「展開的にも点差が開いていたので、すごく投手にも助けられましたし、チームの皆に助けられた展開だったので、センターから安心して見てました」と仲間の存在に感謝した。

 そして、38年ぶりの日本一を待ち望んだファンに「38年間、長い間ファンの皆さん応援ありがとうございます。長いシーズンでしたけど、僕たちはしっかり休んで来年に向けて頑張って生きます。1年間お疲れ様でした。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 また、優秀選手賞(賞金100万円)は阪神から森下、ノイジー、オリックスから山本が選ばれ、敢闘選手賞(賞金100万円)はオリックス・紅林が選ばれた。

おすすめテーマ

2023年11月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム