日本シリーズ終了 FA争奪戦の“ゴング”鳴る 中田翔、山川、山崎福、加藤貴ら注目選手ずらり

2023年11月05日 22:55

野球

日本シリーズ終了 FA争奪戦の“ゴング”鳴る 中田翔、山川、山崎福、加藤貴ら注目選手ずらり
(左上から時計回りに)オリックス・山崎福、日本ハム・加藤、西武・山川、巨人・中田 Photo By スポニチ
 阪神が5日、3勝3敗のタイで臨んだオリックスとの「SMBC日本シリーズ2023」第7戦を制して、38年ぶり2度目の日本一を達成した。
 これにより、公式戦は全日程を終了。今後は、フリーエージェント(FA)権を持つ選手の去就にも注目が集まるストーブリーグに突入する。

 特に注目される選手には、巨人・中田翔内野手(34)、西武・山川穂高内野手(31)、日本ハム・加藤貴之投手(31)、オリックス・山崎福也投手(31)、ヤクルト・田口麗斗投手(28)らがいる。

 中田翔は、保有している海外FA権について、これまでに熟考する考えを示している。チームは9月に入り、遊撃の坂本が三塁へコンバートされ、三塁を守る主砲・岡本和が一塁へ回った。さらに一塁と外野を守る伸び盛りの秋広もおり、一塁が本職の中田翔には厳しいレギュラー争いが待つ。今季から3年契約を結んでいたが、途中で契約の見直しや破棄できるオプトアウトの条項を結んでおり、決断に注目が集まる。

 山川は、故障者特例措置で新たに権利取得した。不祥事により9月に西武から公式戦無期限出場停止処分を科された。シーズン終了後には宮崎フェニックスリーグに参加。取得した国内FA権については「家族も含めて話していきたい」と言及していた。リーグ優勝奪還を狙うソフトバンクが水面下で調査し、宣言した際に備えて準備している模様。

 今季国内FA権を取得した加藤貴は、ここ3年間はチームでも先発の軸としてプレー。安定感ある働きが評価されている。すでに、代理人が球団と複数回の交渉を行っており、宣言するかは未定。熟考しており「今後の野球人生は少ししかない。しっかり家族と話して決めたい」と話していた。

 山崎福はオリックスの3連覇に貢献した左の先発。今季は自身初となる2桁勝利(11勝)を挙げた。日大三時代から定評のある打力も魅力で、DH制のないセ・リーグでDeNA、ヤクルトなどが熱視線。ソフトバンクも調査している模様だ。人的補償のないCランクでもあり、人気は高い。

 日本シリーズ終了日の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日以内に在籍球団に意思を伝えればFA権を行使でき、「FA宣言選手」として公示された翌日から契約交渉が可能となる。

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