オリ悔し…2年連続日本一ならず 衝撃的だった甲子園での連敗 由伸で第7戦に持ち込むも

2023年11月05日 21:46

野球

オリ悔し…2年連続日本一ならず 衝撃的だった甲子園での連敗 由伸で第7戦に持ち込むも
<オ・神>7回、攻撃前に円陣でげきを飛ばす中嶋監督(右)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第7戦   オリックス1―7阪神 ( 2023年11月5日    京セラD )】 オリックスが3勝3敗のタイで臨んだ阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第7戦で7失点大敗を喫し、2年連続6度目となる日本一を逃した。
 第2戦に続いて中6日で先発マウンドに上がった宮城大弥投手(22)が4回、ノイジーに2戦連発となる先制の2号3ランを被弾。ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージも含めて今年のポストシーズン16イニング目で初失点した。

 0―3のまま迎えた5回には、併殺で取った3アウト目が阪神のリクエストを受けた審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆って2死一、三塁となり、ここで宮城が降板。

 この時点では3失点だったが、2番手右腕・比嘉が森下、大山、ノイジーと3者連続で適時打を浴び、宮城が残した走者2人に本塁生還を許しただけでなく自らも1失点。宮城は5回途中5安打5失点KOとなり、5回終了時点で0―6。9回には6番手右腕・東が1失点して大量7失点での零敗となった。

 オリックスは2019年、20年と2年連続パ・リーグ最下位だったが、中嶋聡監督(54)が就任した21年からリーグ3連覇。2位・ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージも制して3年連続15度目となる日本シリーズに進出した。

 第1戦は山本が6回途中10安打7失点でKOされ、まさかの0―8大敗。だが、第2戦で宮城が6回4安打無失点と試合をつくると、第1戦で2安打零敗した打線も12安打と目を覚まして第1戦のスコアをひっくり返した8―0で快勝した。

 第3戦は頓宮の1号ソロで追いつくと、5―4で1点差勝ち。第4戦は3―4でサヨナラ負け、第5戦は2―0で迎えた8回に一挙6失点して2―6の逆転負けと衝撃的な展開で2連敗を喫した。

 それでも第6戦は開幕戦で自己ワーストタイの7失点KOされたエースの山本由伸投手(25)が日本シリーズ新記録となる14奪三振で1失点完投勝利を飾り、3勝3敗のタイに持ち込んだが、最後は悔しい敗戦となった。

 【オリックスの2023年日本シリーズ結果】
10月28日 ●0―8阪神(京セラD)
10月29日 ○8―0阪神(京セラD)

10月31日 ○5―4阪神(甲子園)
11月1日 ●3―4阪神(甲子園)
11月2日 ●2―6阪神(甲子園)

11月4日 ○5―1阪神(京セラD)
11月5日 ●1―7阪神(京セラD)

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