広島・斉藤 12日侍ジャパンとの練習試合で救援登板へ「いい球を投げ込んでいきたい」

2023年11月10日 05:00

野球

広島・斉藤 12日侍ジャパンとの練習試合で救援登板へ「いい球を投げ込んでいきたい」
広島・斉藤 Photo By スポニチ
 昨年ドラフト1位の広島・斉藤優汰投手(19)が、12日の侍ジャパンとの練習試合で救援登板することが9日、分かった。将来の侍ジャパン入りを熱望する右腕は、絶好のアピール機会に向けて気合十分。過去に日本代表に選出された経験はなく、実力者たちを相手に快投し、敵将・井端弘和監督(48)の目に留まるような活躍を目指す。 
 斉藤は侍ジャパン戦士に真っ向勝負で挑んでいく。絶好のアピールの場に向けて意気込みを口にし、国際舞台に臨む選手たちとの対戦を心待ちにした。

 「投げさせてもらえるというのはありがたい。腕試しという心意気で臨めたらと思っている。(直球は)一番自信のある球ですし、いい球を投げ込んでいきたい」

 12日の練習試合には2番手以降で登板予定。最速153キロを誇る自慢の直球を軸に、強力打線に立ち向かう。秋季キャンプでは140キロ台後半の平均球速を150キロ台に上げることをテーマに置き、ウエートトレーニングや可動域を広げるストレッチを重点的に行っている。この一戦では現在の力を確認する狙いもある。「ストライクゾーンの中で自分のいい球を出せれば」。大胆な攻めで、どんな結果が得られるのか。今後への“教材”とする構えだ。

 侍ジャパンに苫小牧中央(北海道)の2学年先輩の根本(日本ハム)が選出されたことも、憧れをより強くしている。

 「先輩が1人、根本さんがいるので、(会うのが)楽しみ。いずれは(侍ジャパンに)入ってみたいという気持ちはありますけど、まずは力つけないと、口だけになっちゃうので。段階を踏んでやっていけたらなと思う」

 プロ入りした同世代では浅野(高松商→巨人)、松尾(大阪桐蔭→DeNA)らが高校時代に日の丸を背負った一方、斉藤は甲子園出場もなく、代表入りした経験はない。だからこそ、12日の練習試合で、その名を全国にアピールしようと試みる。特に、中軸の牧、佐藤輝らとの対戦に向けては予習に余念がない。

 「(牧さんは)低めの変化球もうまく拾ったり、見逃したりだったりできる。甘い球を見逃さないのもさすがだなと思う」

 肌で一流の力を感じる絶好の機会。敵将・井端監督の目に留まれば、24年のプレミア12、26年予定のWBC、さらに28年のロサンゼルス五輪での代表入りにつながる可能性もある。そのきっかけとなる活躍に期待だ。 (長谷川 凡記)

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