ソフトB 小久保監督の初陣は京セラでVSオリ ホーム開幕7連勝中も…いきなり試練の8年ぶりビジター

2023年11月10日 05:20

野球

ソフトB 小久保監督の初陣は京セラでVSオリ ホーム開幕7連勝中も…いきなり試練の8年ぶりビジター
来季は敵地でオリックスとの開幕戦が決まったソフトバンクの小久保監督 Photo By スポニチ
 初陣でいきなり王者と激突!パ・リーグは9日、来季公式戦の日程を発表した。3月29日にセ・リーグと同時開幕し、小久保裕紀監督(52)の初陣となるソフトバンクはオリックスと京セラドームで対戦する。ビジターで開幕を迎えるのは8年ぶりで、京セラドームでの開幕戦は11年以来、13年ぶり。リーグ3連覇中のオリックスに新生・小久保ホークスが挑む。
 小久保ホークスの船出となる来年3月29日の開幕戦。相手はリーグ3連覇中のオリックスに決まった。福岡から空路で宮崎入りした小久保監督は「まだ何にも考えていない。決まったのも今、知ったよ。ビジターは久々だなと思うぐらい」と話した。

 なぜか節目にはオリックスとの対戦が待っている。プロデビュー戦は94年4月9日のオリックス戦(グリーンスタジアム神戸)。引退試合も12年10月9日の同カード(ヤフードーム)だった。そして監督としての初陣の相手もオリックス。強敵を相手に4年ぶりV奪還への戦いが幕を開ける。

 チームにとってビジターでの開幕は16年の楽天戦以来、8年ぶりとなる。京セラドームでの開幕戦となると11年以来。その11年の開幕戦、小久保監督は現役で強烈な思い出がある。4回の第2打席で死球を受けて右手親指を剥離骨折。最悪のスタートとなったが、再登録可能な最短日数で1軍に戻り、復帰戦でサヨナラ打を放った。「デッドボールが当たった、あれ以来?鹿児島で復帰してサヨナラヒットを打ったのは覚えてるけど」と当時を思い返していた。

 3年連続でリーグ優勝、日本一を逃したチームは現在、野手が宮崎、投手が福岡県筑後市に分かれ、若手中心の秋季キャンプを実施している。小久保監督は第1クール(2~4日)を宮崎、第2クール(6~8日)を筑後と奔走。きょう10日からの第3クール(12日まで)は再び宮崎で指導する。「1軍で活躍する選手に危機感を抱かせる、脅かすような選手が(1軍に)上がってこないとチームは活性化しない」。ペナントを奪回するために不可欠なチーム力の底上げを図る。

 オリックスには今季まで3年連続で負け越している。4年ぶりのV奪回には越えなければならない壁だ。「リーグ優勝と日本一。それ以外ない」と誓いを立て迎える2024年シーズン。王者を開幕カードで叩けば最高の風が吹く。(森 寛一)

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