2度目のサイヤング賞当確の長身左腕スネルが、FAランキングで山本より下、ボラス代理人の意見は

2023年11月10日 09:35

野球

2度目のサイヤング賞当確の長身左腕スネルが、FAランキングで山本より下、ボラス代理人の意見は
オリックス・山本由伸 Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、一部で懸念材料とされる山本由伸の5-foot-10(177・8センチ)の身長について取材している。
 ニューヨークポスト紙のポッドキャストに出演したスコット・ボラス代理人が、彼の顧客で、おそらく2度目のサイヤング賞を獲得するであろうブレイク・スネルがFAランキングで山本由伸より下位にいることについて聞かれ、以下のように発言したからだ。

 「身体が頑丈で、相手チームを圧倒できた投手の人数を数えると、メジャーリーグでは、5-foot-11(180・3センチ)以下の投手と、それ以外では、比率で言うと違うカテゴリーだと分かる。日本のポストシーズンの試合で(山本は)10本もヒットを打たれた。これは打者が彼の速球を見やすかったから。ボールの動きが見えたということ」。スネルは6-foot-4(193センチ)の長身である。

 ローゼンタール記者は「もし山本がボラス代理人のクライアントなら、全く違うことを言っただろう。山本はワッサーマン・メディアグループの選手だから」と指摘。その上で小さい選手がメジャーで成功できていないということはない、殿堂入りしたペドロ・マルチネスは大きくなかったし、現役選手でもソニー・グレイ、マーカス・ストローマンがそうだとしている。もちろん、球界にボラス代理人と同じ意見を言う人もいる。あるGMは「身体が小さいことで起こりうる不利益がある」と話した。

 一方でジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は、一般的な話としてこう説明したという。「懸念は最小限だ。大きくない投手は他の方法でサイズを補っている。それは身体能力の高さだ。かつてアスレチックスで投げていたティム・ハドソンもそうだった。現役のグレイもストローマンも素晴らしいアスリートだ。彼らは典型的な先発投手の身長ではない。しかしながらピッチデザインで説明すると、同じ軌道でボールが来ないから、それをむしろアドバンテージに使えている。実績を積み上げてきた投手ならば問題はない」。

 ザイディ編成本部長は先月来日し、山本のファイナルステージでの登板を目に焼き付けている。

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