阪神・森下 侍合宿地の宮崎入り「目で盗んでいきたい」中大先輩のDeNA牧に学ぶ

2023年11月10日 05:15

野球

阪神・森下 侍合宿地の宮崎入り「目で盗んでいきたい」中大先輩のDeNA牧に学ぶ
宮崎空港に到着し、笑顔を見せる(左から)佐藤輝、森下(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 充電完了だ。「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023(16~19日)、東京ドーム」に侍ジャパンの一員として出場する阪神・森下翔太外野手(23)が9日、合宿先の宮崎に入った。日本一の歓喜から4日間は、激闘の疲れを癒やすため、コンディション調整に終始した。
 「もう完全休養で。とりあえず一回、野球から離れました」

 期間中はバットを触らず、地元・神奈川県に帰省。友人らと買い物に出かけ、思う存分リフレッシュに務めた。プロ野球選手として初めて一年間を戦い抜き、入団後は4日間も野球から離れたことはなかった。そのため「多少不安かなという感じです」と苦笑いを浮かべた。きょう10日に行われる巨人との練習試合は合流初日ということもあり欠場が濃厚。「しっかり準備していきたいなと思ってます」と、12日の広島戦に照準を定めた。

 「牧さんがキャプテンなので楽しみです。久しぶりに会うのでいろんな会話ができれば」

 中大時代の2学年先輩の牧は、一足先に宮崎で合宿中。クリーンアップを形成した当時、不振時に寄り添ってくれたのが牧だった。ただ黙々と、2人で素振りを続け、牧を手本にしてスイングの修正を図った。今回も“師匠”から直接的な技術指導はないと踏んでおり、「目で盗んでいきたい。ティーバッティングとかを見て参考にできるものがあればしたい」と言葉に力を込めた。

 侍ジャパンへの選出は大学1、4年時以来3度目。「国を代表して出るわけなので、責任は持ちながらやりたい」。日本一に貢献した森下が、今度はアジア最強の称号をつかみにいく。
(石崎 祥平)

 《佐藤輝 背筋ピシッ》〇…佐藤輝は侍ジャパンに合流し、ピシッと背筋が伸びた。井端監督から「日本シリーズの疲れもあるだろうが体にムチ打って…」と期待されると、「宮崎でしっかりと調整して、いい状態にしたい」と表情を引き締めた。若いメンバーが中心で年下の後輩も多い。「年はそれほど離れていないので、みんなでいろいろな話ができたらいい」と話した。

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