セ17年ぶり3球団がGG賞受賞者0 広島・菊池わずか3票差 巨人・岡本和2部門で票 ヤク中村19票差

2023年11月10日 17:00

野球

セ17年ぶり3球団がGG賞受賞者0 広島・菊池わずか3票差 巨人・岡本和2部門で票 ヤク中村19票差
(左から)巨人・岡本和、広島・菊池、ヤクルト・中村 Photo By スポニチ
 守備の名手を決める「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が10日、発表された。38年ぶりの日本一を果たした阪神からセパ合わせて最多となる球団初の5人が同時受賞した。パ・リーグは全6球団から選出。セ・リーグは阪神勢のほかにDeNAから3人、中日から1人が選ばれ、広島、巨人、ヤクルトの3球団は受賞者なしとなった。
 セ・リーグは、守りの野球を推し進めた岡田阪神の守備力が改めて証明された。坂本、大山、中野、木浪は初受賞。近本は3年連続の受賞となった。中野は広島・菊池涼の連続受賞を10で止めた。

 38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神勢が躍進する中、DeNA勢も奮闘。投手が東、三塁手で宮崎、外野手で桑原と3選手が受賞した。残り1人は外野手で中日の岡林が2年連続2度目の受賞。この結果、巨人は1972年第1回ダイヤモンドグラブ賞時代から含めて2004、05、06、10、15年以来8年ぶり6度目の受賞者なしとなった。ヤクルトは4年ぶり、菊池が昨年までセ・リーグ最多タイとなる10年連続10度受賞していた広島は2007年以来16年ぶりの受賞者ゼロ。セ・リーグで3球団が受賞者なしに終わったのは2006年の中日5人(川上、谷繁、荒木、井端、福留)、阪神2人(シーツ、赤星)、ヤクルト2人(岩村、青木)以来17年ぶりとなった。

 ちなみに、巨人の岡本和は一塁手部門で4位の8票、三塁手部門で145票でトップだった宮崎に33票差の112票で2位だった。ヤクルトの中村は、捕手部門でトップだった117票の坂本に19票差の2位(98票)。広島の菊池は110票でトップだった中野にわずか3票差の2位(107票)で11年連続11度目の受賞を逃した。

「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者は以下の通り。

 【セ・リーグ】
投 手 東  克樹(DeNA)初
捕 手 坂本誠志郎(阪神)初
一塁手 大山 悠輔(阪神)初
二塁手 中野 拓夢(阪神)初
三塁手 宮崎 敏郎(DeNA)5年ぶり2度目
遊撃手 木浪 聖也(阪神)初
外野手 近本 光司(阪神)3年連続3度目
    岡林 勇希(中日)2年連続2度目
    桑原 将志(DeNA)6年ぶり2度目

 【パ・リーグ】
投 手 山本 由伸(オリックス)3年連続3度目
捕 手 若月 健矢(オリックス)初
一塁手 中村  晃(ソフトバンク)4年連続4度目
二塁手 中村 奨吾(ロッテ)2年ぶり3度目
三塁手 宗  佑磨(オリックス)3年連続3度目
遊撃手 源田 壮亮(西武)6年連続6度目
外野手 辰己 涼介(楽天)3年連続3度目
    万波 中正(日本ハム)初
    近藤 健介(ソフトバンク)初

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