ドジャース・大谷 25年から二刀流OK 執刀医が右肘回復太鼓判…復帰登板の舞台はエスコン最有力

2023年12月16日 02:30

野球

ドジャース・大谷 25年から二刀流OK 執刀医が右肘回復太鼓判…復帰登板の舞台はエスコン最有力
ドジャースのユニホーム姿を披露する大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 大谷の2度の右肘手術の執刀医であり、ドジャースのチームドクターも務めるニール・エラトロッシュ氏が14日(日本時間15日)付のロサンゼルス・タイムズ紙で25年からの投手復帰、二刀流完全復活へ太鼓判を押した。2度目の手術は1度目に比べてリスクが高まるとされるが、医療技術の進歩などにより「完治の可能性は1度目と同じ」と保証した。
 具体的には伏せたが「今回のじん帯損傷の詳細(箇所や程度)」によってそう診断したという。また大谷が「右投げ左打ち」という点も指摘。「損傷後も本塁打を打ち続けた。打つ時に右肘に負担がかかっていない。もし彼が“左投げ左打ち”だったら、打者としての早期復帰にこれほど自信は持てなかっただろう」と説明した。

 前回は手術から7カ月後に打者復帰した。今回は9月19日に手術。来年3月20、21日のパドレスとの開幕シリーズ(韓国)までは6カ月だが「打者として準備できるかは大谷とコーチたち次第」とした。投手としては、計画通りなら9月に打者相手のシート打撃に登板できると見立てた。

 大谷は投手としての復帰への道筋を「25年の開幕に間に合うように、多少余裕のあるスケジュールでいくのではないかな」と示した。詳細な術式については「前回と違うので、どう表現するのか」と濁し、代理人のネズ・バレロ氏は「手術の名前はないようなもので、前回とは全く違う」とした。25年は3月19、20日に大谷の所属球団を前提として開幕シリーズを日本で開催する方向。場所は古巣日本ハムの新球場エスコンフィールドが最有力だ。二刀流を育んだ北の大地で、二刀流の新章が幕を開ける。

 ≪前回よりも早く打撃練習再開へ≫大谷は9月19日に右肘のじん帯修復手術を受けた。同30日のエンゼルス球団MVP表彰式時には、右肘はギプスで固定され包帯が巻かれ、左前腕の腱を移植した手術痕らしきものや、紫色に変色した皮下出血の痕があった。この日、代理人のネズ・バレロ氏はスイングを再開していると公表。前回18年の右肘手術の際は10月1日の手術から8週目にランニングを再開し打撃練習の再開は翌19年2月だったが、今回は当時よりも早く打撃練習が再開される見通しとなった。

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