ソフトバンク・近藤「“ご飯行こう”とか誘えない」と元同僚・大谷に驚がくも 来季は一層の進化誓う

2023年12月16日 06:00

野球

ソフトバンク・近藤「“ご飯行こう”とか誘えない」と元同僚・大谷に驚がくも 来季は一層の進化誓う
契約更改した近藤(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が15日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、年俸5億5000万円プラス出来高払いでサインした。来季が7年契約の2年目になる。日本ハムからFA移籍1年目の今季は全試合に出場し、本塁打、打点、最高出塁率のタイトルを獲得。ドジャースと世界スポーツ史上最高額で契約を結んだ元チームメートの大谷翔平に刺激を受け、来季キャリアハイの成績を残したいと意気込んだ。(金額は推定)
 近藤でさえもただ驚くばかりだった。日本ハム時代のチームメートで今春WBCでともに日本代表の優勝に貢献した大谷のドジャースとの超大型契約に話が及んだ時だ。「凄すぎて…。3月に一緒に野球をやった人とは思えない人になっちゃった」

 自身も昨オフに7年の大型契約を勝ち取ったが、大谷は世界のスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)のメガ契約を締結。「なおさら遠く離れていった感覚。“ご飯行こう”とか誘えない」と苦笑いを浮かべた。

 大谷と戦いの舞台は違うが、近藤もFA移籍1年目から胸を張れる成績を残した。今季は全試合に出場し、26本塁打、87打点で打撃2冠に輝いた。全試合出場、本塁打王、打点王の全てがプロ12年目で初めて手にした勲章だ。「ここ数年、長打率を意識して取り組んできたことが形になった」。大谷らに触発されてパワーアップを図り、追い求めてきた理想に近づけた一年だった。

 ほか、最高出塁率のタイトルも獲得し、ゴールデングラブ賞、ベストナインも受賞。さらに打率・303はリーグ2位の好成績だった。首位打者に輝いた頓宮(オリックス)は同・307とその差はわずかで3冠にあと一歩だった。三笠杉彦GMは「今年以上の成績を残してくれと言うのは酷だが、さらにパワーアップして、さらに僕らもサポートし、来年はみんなでいい思いをしたい」と来季4年ぶりの優勝に貢献してほしいと期待した。

 新シーズンへ向けて既に本格的に動きだしている。11月まではさらなるパワー強化を図るべく筋力トレーニングに力を入れ、12月に入ってバットスイングを開始した。来年1月には恒例となっている鹿児島・徳之島自主トレで広島からオリックスへFA移籍した西川らとみっちりと体を鍛え上げる。「リーグ優勝、日本一はもちろんですけど、個人的には今年の数字をちょっとずつでも超えていけるようにしたい」とさらなる活躍を誓った。 (森 寛一)

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