巨人の若き主将・岡本和真にある葛藤…「まぁいっか」に坂本勇人「思ったことは口に出して言って」

2023年12月16日 21:35

野球

巨人の若き主将・岡本和真にある葛藤…「まぁいっか」に坂本勇人「思ったことは口に出して言って」
 ”ここまでは…”とジョークをとばす岡本和(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 BS5局共同企画「テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」の第1弾「巨人90周年~粋を継ぐ者~」(後7・00)が16日、BS日テレで放送され、巨人の岡本和真内野手(27)が阿部慎之助監督(44)と坂本勇人内野手(35)から伝統ある巨人軍の“キャプテン心得”を伝授された。
 「歴代キャプテン対談」のコーナーに第18代・阿部、第19代・坂本、第20代・岡本和と巨人の歴代主将が集結。岡本和がまさかの遅刻という失態を犯し、苦笑いの阿部監督に「おそようございますだな」とツッコミを入れられてから恐縮のスタートとなったが、自覚は十分だった。

 今季から主将に就任した岡本和。意識していることを聞かれると「まだなったばっかりで、ちょっとあんまりよく分かってない部分もありますけど」としながらも「練習態度であったりとか、声を出す、なるべく声を出すっていうのはまぁ、心がけてやってはいるんですけど」とまずは控えめに口にした。

 同じ質問に、阿部監督は「チームが下降気味の時だったりとか、そういう時にどういう言葉を発信できるかってことだけだと思いますし、あとは自分のプレーを精いっぱいやるしかない」とコメント。

 坂本は「僕も周りを見ることを凄く意識していましたし、実際、僕は阿部さんをキャプテンとしてずっと見てきたんで。特に自分より年下の選手たちはピッチャー、野手限らず声をかけるようにしてました」と振り返った。

 そして、岡本和は昨季まで主将としてチームを引っ張ってきた坂本について「試合中のマウンドに行かれるタイミングだったり、流れが良くない時のロッカーでのことであったりとか、いつも声をかけてたので凄いなと思ってました」とコメントした。

 今季は「集めて声かけたほうがいいのかな、とか。どうしようかな…みたいな。思ってはいるんですけど、まぁいっかと思って…」。年上の選手も大勢いる若い主将だけに葛藤があったようだが、これには阿部監督、坂本はそろって“おっとりした性格の岡本和らしい”とばかりに「あはははは…」「まぁいっか…」と大笑いになった。

 「でも、そういう時に阿部さんだったり勇人さんが言ってくれたりしてたので…」と慌てて口にする岡本和。すると、26歳から昨季まで主将を務めた坂本が「誰もが認めているからキャプテンになっていると思うので。思ったことは口に出して言ってくれたら、みんなもっともっとついてきてくれると思うので」とアドバイスを送った。

 続いて阿部監督も「さっきの“岡本さん”みたいに“まぁいっか”って思った時も(自分も)たくさんあるんだけども。あとあと“言っとけば良かったな”っていうふうにならないように。やっぱり選手同士で何か打開策を見つけたりしていけなきゃいけないのは理想なんで」とこちらもアドバイスを送っていた。

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