大谷翔平 愛犬の名前は「デコピン」 「球界最大の謎」に「ふふっ」笑顔で回答 世界トレンド1位に

2023年12月16日 02:30

野球

大谷翔平 愛犬の名前は「デコピン」 「球界最大の謎」に「ふふっ」笑顔で回答 世界トレンド1位に
大谷翔平公式インスタグラム(@shoheiohtani)から
 【大谷 ドジャース入団会見 】 デコピン。その4文字はすぐさま地球を駆け巡り、SNSでは世界トレンド1位に躍り出た。FOXスポーツの記者から飛んだ質問は「テレビに映ってから犬の名前、詳細を世界中の人が知りたがっている。待ち切れないよ!」。会見場は笑いに包まれ、大谷も白い歯を見せて「ふふっ」と笑いながら答えた。
 「デコピンっていうんですけど。こちら(米国)の人は発音的に難しい。元の名前は“デコイ”というので、呼びやすい“デコイ”で紹介しています」。11月16日のMVP受賞の際、大リーグ専門局の発表中継で初登場した愛犬。その名前が移籍先を示唆しているとの臆測が流れ、「ドジャー」ではないかと噂された。大リーグ公式サイトが「球界で現在、最大の謎がついに解決された」と報じたほど注目の的だった。

 「元々、デコイという名前があった。それに近い感じで選んだ」と大谷。「デコイ」はカモ猟などで使用される「おとり」のことで、愛犬の犬種コーイケルホンディエは猟犬。カモをおびき寄せる「ダックデコイ」とも呼ばれ、一般的にはブリーダーが付けた名前に発音が近い名前を付けるケースも多い。一方で大谷自身、中指で相手の額をはじく遊び「デコピン」が好きで、日本ハム時代から選手同士でよくやっていた。それも由来なのかもしれない。

 デコピンと一緒に臨む新天地。8日には、大谷がブルージェイズ入団のために飛行機でトロントに向かったなどの誤情報が飛び交った。会見後に地元テレビのインタビューに答えた大谷は「(カリフォルニアの)家のソファに犬といた。こっちがビックリした」。期せずして、ここでも常に愛犬が寄り添っていることが明かされた。

 スポニチ本紙の取材によると、性別はオス。ネット上では「メスと暮らしているというだけで日本は大激震」などの声もあふれた。地元メディアに「現時点で一緒に暮らしている唯一の友達みたいな。今日はお留守番しています」と大谷。デコピン君がこれからも世界の二刀流に癒やしを与える。

 ▽大谷と愛犬デコピン 11月16日に自身2度目のMVP受賞。大谷は大リーグ専門局の発表中継に愛犬を伴って現れた。腕をすり抜けようとすると「もうちょっとさ、頑張ろうよ」と呼びかける場面も。優しく脇に抱えて左前足と「ハイタッチ」をしたり、頭にキスをするなど愛らしいシーンもあった。愛犬はオランダ原産の猟犬コーイケルホンディエ。最近飼いだしたといい、大リーグ公式サイトが「大谷の犬が真のMVP」と報じるなど話題をさらった。

 ▽コーイケルホンディエ オランダ原産の猟犬で、日本では100頭前後しか登録がない。ビーグル犬のような外見で、第2次世界大戦後に一時は絶滅寸前ともなった、世界的にも希少な種。性格は陽気で忠実でありおおらかとされる。16世紀からオランダではカモ猟に使用された。「おとり」などを意味する英語の「decoy(デコイ)」も語源はオランダ語(de kooi)で「de」は不定冠詞、「kooi」は囲いの意味。もともとは鳥をおびき寄せる模型を示す言葉だった。

 ▽デコピン 中指で相手の額をはじく行為や遊び。罰ゲームなどでも一般的に行われる。「デコパッチン」などの呼び名も。大相撲の世界では、初めてまげを結った際にデコピンをもらう「こんぱち」と呼ばれるしきたりがある。兄弟子や親方にまげを結った報告の際に指で額を叩かれ、同時にびん付け油代としてご祝儀をもらう。現在幕下に「大谷」という力士がおり、弟弟子で十両の伯桜鵬が近くまげを結った時に「こんぱち」を行う予定だという。

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