栗山英樹氏「まさか花巻で」 大谷ゆかりの地で見たドジャース入団会見「物語だと感じた」

2023年12月16日 05:00

野球

栗山英樹氏「まさか花巻で」 大谷ゆかりの地で見たドジャース入団会見「物語だと感じた」
質問に答える栗山氏(中央)(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 3月のWBCで監督として侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹氏が岩手県花巻市内で行われた花巻東の文化講演会で講演を行った。
 この日は同校OBで日本ハム時代の愛弟子であるドジャース・大谷が入団会見を行ったとあり「まさか花巻で翔平の会見を見られると思わなかった。いろんな経緯があった中で感じるものがあって良かった」と感慨を込めた。

 講演は同校の佐々木洋監督と長男で米国に留学する麟太郎(3年)ら生徒約550人や市民が聴講。思い出深い地で「夢は正夢~大谷翔平との世界一への歩み~」を演題に熱弁を振るった。前夜は講演に備えて花巻温泉に宿泊。12年にメジャー挑戦を公表していた大谷(当時花巻東3年)との入団交渉で「一番大事な話をする時に泊まった」という思い出深い宿で、入団会見の生中継を見て「物語だと感じた」と話した。

 大谷と11年の東日本大震災の取材で初めて会ったのもこの場所だった。あれから12年。思い出の地で、運命の日に、大谷の素晴らしさを後輩たちへ伝えた栗山氏は「ここからがスタート。二つ(二刀流)が本質なので、一つ(打者)に集中すると逆に難しさもあるけど、超えていってほしい」と打者に専念する新天地1年目に向けてエールも送っていた。(秋村 誠人)

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