阪神・梅野 “愛弟子”のDeNA・山本に奪われた最優秀バッテリー賞奪還へ闘志「負けられない」

2023年12月16日 05:15

野球

阪神・梅野 “愛弟子”のDeNA・山本に奪われた最優秀バッテリー賞奪還へ闘志「負けられない」
ゴルフコンペ前に練習する阪神・梅野(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・梅野隆太郎捕手(32)が14日(日本時間15日)、優勝旅行先の米ハワイ州ホノルル郊外の「ワイケレカントリークラブ」で開催された球団主催のゴルフコンペに参加し「最優秀バッテリー賞」の奪回を誓った。今季は8月に左尺骨を骨折した影響で、わずか72試合の出場。21年1月から合同自主トレを共にするDeNA・山本が今季、同賞を獲得するなど、発奮材料も多い。骨折した左手首は完治し、すでに室内での打撃練習も再開。来季は一年間、扇の要を全うする。
 晴れ渡った南国の青空の下、梅野は爽快にドライバーを振り抜いた。心地いい打音を残し、鮮やかに暖気を切り裂くゴルフボールの弾道こそ、全快の証。8月に死球で負った左尺骨の骨折も癒え、11月末の選手会ゴルフコンペでラウンドを再開。この日の球団のゴルフコンペでも上々のスコアで回りきり、患部の回復が順調であることをあらためて証明した。

 「(ケガは)全然大丈夫そう。あとはバッティング。(日本に)帰ってからになるが(しっかり)できる」

 すでに室内での打撃練習を再開しており「継続してやりたい」と意欲満々。家族サービス最優先の優勝旅行でも、野球のことが頭から離れない。それもそのはず。今季は故障に加えて坂本との併用もあり、わずか72試合の出場。打率・194、1本塁打は不本意以外の何物でもない。

 さらに、21年1月以降は毎オフ、自らの元で鍛錬を積んだDeNA・山本が東とのコンビで「最優秀バッテリー賞」に輝いた。前年は梅野が青柳とともに獲得した勲章を“愛弟子”に奪われた形。奮い立つ要素は多い。

 「(山本から受賞が)自分の後なのでうれしい、みたいな話があったけど“負けられないぞ”という思いもある。まだまだ負けないように頑張る。本当にしっかり鍛え上げる」

 来年1月は例年参加する山本、日本ハム・清水に加え、同じセ・リーグから広島と中日の若手捕手も自主トレに加わる。「いい時間を過ごせる。いろんな話をすると自分にもプラスになる」。年齢は関係ない。貪欲に技術やメンタルでの飛躍を期し、秋に再び歓喜の輪のド真ん中で笑う。

 この日は早朝7時から、宿泊するホテル近くの広場で同期の岩貞、岩崎、後輩の才木と一緒にキャッチボールで汗を流した。常夏の島でもバカンスに浸らない。再び坂本との正捕手争いも控える。「正捕手」と「最優秀バッテリー賞」、W獲りの悲願へ、梅野に休息の時はない。(八木 勇磨)

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