阪神・大竹 交流戦で古巣ソフト和田との投げ合い熱望!「当ててくれるかな…」岡田監督の計らいに期待

2024年01月16日 05:15

野球

阪神・大竹 交流戦で古巣ソフト和田との投げ合い熱望!「当ててくれるかな…」岡田監督の計らいに期待
ソフトバンク・和田(中央)との自主トレに参加し、ポーズを決める阪神・富田(左)と大竹(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 阪神・大竹が、長崎市内で自主トレを公開した。師と仰ぐソフトバンク・和田に3年連続3回目の弟子入り。約7時間にわたり汗を流した左腕は、6月14~16日のソフトバンク3連戦(ペイペイドーム)で史上最速となる「全球団勝利」に再挑戦する。
 昨年6月17日の同カード(甲子園)では、6回1失点と好投しながら救援陣が打たれ、快挙を逃した。今季、かつての本拠地で和田との投げ合いを制して達成すべく、2人と同じく早大OBの岡田監督にマッチアップを“おねだり”した。

 「ペイペイドームなので、投げたい気持ちはある。監督もそういうこと(記録やタイトル)を気にされるタイプなので、当ててくれるんじゃないかな…と思っちゃいますけど」

 師匠に投げ勝っての「金字塔」こそ価値ある恩返しになる。試合数で「史上最速」のスピード達成は今季も可能な一方で、チャンスはおそらく一度だけ。ただ、古巣の先発投手が師事する和田なら大竹の熱量もグッと上がる。

 「投げ合えたら最高…最高ですよね」

 昨年の交流戦、大竹は和田が投げた翌日に先発。惜しくも対決は実現しなかった。今年こそ同じマウンドに立ち、飛躍へのさらなる力に変えたい――。それが愛弟子の成長につながるのなら、岡田監督が後輩たちの対決を演出する可能性も十分に考えられる。だが、まず大竹が見据えるのは先発枠入り。開幕ローテーションできっちりと回ってこそ、指揮官から“ご褒美”をもらえると考えている。

 「(自主トレ参加選手の)それぞれが結果を出すことが一番。みんな、そういう気持ちでやっている。できるだけ勝って“和田さんのおかげです”って何回も言います」

 24年の最大目標に掲げる「150イニング」を難なく投げ切り、昨年の12勝から上積みを図る。その先に、和田毅という偉大なサウスポーに近づく道が開けるはずだ。(八木 勇磨)

 《パで活躍の左腕勢も参加》和田の自主トレには、ロッテ・小島、西武・隅田、楽天・早川らパ・リーグで活躍する他の左腕も参加している。大竹も大いに刺激を受けており「年齢や実績は関係ない。自分が持っていないものを持っている選手がたくさんいる」。無駄なプライドは捨て、仲間の一挙手一投足に目を光らせる日々を送る。42歳の和田が年下の投手に質問をすることもあるそうで、大竹は「そういう目線が凄く大事」と先輩の姿勢に感銘を受けていた。

 《富田、今季目標は「5勝以上」》阪神・富田は今季の目標に「5勝以上」を掲げた。ソフトバンク・和田の自主トレに初参加の左腕は「実際にやってみて驚くことばかり。一日一日、成長できていることが分かる」と語った。この日はマウンドから投球し、ラプソード(弾道測定分析機器)で直球の回転数を計測。「約2300~2400回転で、他の投手よりも多いことがわかった」と手応え。習得中の「強い直球」を春季キャンプで披露し、首脳陣に先発枠入りをアピールする。

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