国際選手との契約がスタート 7・3億円でブレーブス、6・1億円でパドレスが17歳の大物遊撃手獲得

2024年01月16日 11:19

野球

国際選手との契約がスタート 7・3億円でブレーブス、6・1億円でパドレスが17歳の大物遊撃手獲得
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 MLB24年度の国際選手との契約期間が15日(日本時間16日)に始まった、今年の12月15日までで、各球団に割り当てられた同年分のボーナスプール/契約金を使うことができる。
 初日、最高額の契約金を受け取ったのはベネズエラの遊撃手ホセ・ペルドモ(17)で、ブレーブスから500万ドル(約7・3億円)。短いスイングでバットにボールを当てるのが上手い選手だ。

 2番目はパドレスが獲得したドミニカのレオダリス・デブライエス遊撃手(17)で420万ドル(約6・1億円)。スピードのあるスィッチヒッターでパワーも兼ね備えている。ガーディアンズのスーパースター、ホセ・ラミレスと親しく、よくアドバイスをもらうそうだ。

 パドレスは1年前も560万ドル(約8・2億円)でベネズエラの捕手イーサン・サラスを獲得、17歳で既に2Aに昇格し話題になった。パドレスは2年連続で超大物を獲得している。

 3番目はカブスがサインしたドミニカのフェルナンド・クルーズ遊撃手(17)で400万ドル(約5・8億円)。かつてカブスで活躍したスターリン・カストロ遊撃手のいとこだ。話題性では、メッツがドミニカのウラジーミル・ミゲル・ゲレロ内/外野手(17)と11万7000ドル(約1706万円)で契約。ゲレロはブルージェイズのスーパースターの異母弟で、左打ちだ。

 大リーグ公式サイトは国際選手のトップ50有望株リストを発表しているが、うち46人が初日に契約を済ませている。50人のうち、38人がドミニカ、10人がベネズエラ出身。ポジション別では内野手が26人、外野手が18人、捕手3人、投手2人。

 各球団に割り当てられるボーナスプールはアマチュアドラフトのコンペティティブバランスピックと連動している。コンペティティブバランスピックは収益の少なかった10球団、小さいマーケットの10球団に与えられるもの。ベースのボーナスプールが711万4800ドル(約13・7億円)と一番大きいのはコンペティティブバランスラウンドB(2巡と3巡の間)の指名権を受け取る球団でダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、オリオールズ、パイレーツ、ロッキーズ、ロイヤルズ。次に多い652万ドル(約9・5億円)はコンペティティブバランスラウンドA(一巡と二巡の間)の指名権を受け取る球団でアスレチックス、ブルワーズ、マリナーズ、マーリンズ、レッズ、レイズ、タイガース、ツインズ。

 これ以降は、コンペティティブバランスピックとは関係のない球団。アストロズ、ブレーブス、ドジャース。ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズ、レッドソックス、ホワイトソックスで592万5000ドル(約8・6億円)。

 この金額より少ないのは22年オフにクォリフアイングオファーのFA選手とサインした球団でエンゼルス、ブルージェイズ、カージナルス、カブスは50万ドルを没収され515万2000ドル(約7・5億円)に。これよりさらに低いのは2人のクォリフアイングオファーFA選手とサインした球団でレンジャーズ、パドレス、フィリーズ、ヤンキースは100万ドル没収、465万2200ドル(約6・8億円)となっている。

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