阪神・平田ヘッド予告 輝に“特守漬け”「普通でしょ」 三塁に専念した昨季20失策

2024年01月16日 05:15

野球

阪神・平田ヘッド予告 輝に“特守漬け”「普通でしょ」 三塁に専念した昨季20失策
22年、秋季キャンプで特守を受ける阪神・佐藤輝(中央)(左は平田ヘッドコーチ) Photo By スポニチ
 2月の阪神の春季キャンプでは佐藤輝の三塁守備を徹底的に鍛え上げる。19日にスタッフ会議が開かれ、1、2軍のメンバー振り分けや練習メニューなどが決められるが、佐藤輝の居残り&早出特守が組まれる見込みだ。岡田監督は既に佐藤輝を強化指定選手に指名。平田ヘッドコーチが、その基本方針を明かした。
 「もっとうまくならなきゃいけない選手は、(特守は)普通でしょ。佐藤輝は侍ジャパンに選出されていて、昨秋キャンプは参加できていないから、岡田監督もそう言うのでしょう」。岡田監督はかねて「キャンプはコーチが主役」と話し、各担当コーチが相談してメニューを組む。その中でも、平田ヘッドは「岡田監督は毎日、誰が特打・特守をした、誰がブルペンで何球投げたとか見ているからね」と指揮官の目が光ると説明し、打撃、守備コーチの間での選手の「取り合いになったり…」と強化メニュー漬けを示唆した。

 一昨年まで外野も三塁も守った佐藤輝は、三塁に専念した昨季、20失策。糸原や渡辺諒にスタメンを譲る試合もあった。不在だった昨秋キャンプでは打撃のいい小野寺や野口も三塁を練習。平田ヘッドは「岡田監督は、支配下登録したばかりの野口にはまずは本職の外野に専念させる考えみたいだけど、小野寺は三塁とか一塁でも競わせるんじゃないかな」と続けた。

 第2クールでは、遊撃と三塁でゴールデングラブ賞を獲ったOBの鳥谷敬氏も昨春に続いて臨時コーチを務める。「そりゃあ、岡田監督も鳥谷に、遠慮せずに教えてくれ、と言うでしょう」。佐藤輝はおそらく連日、ユニホームを真っ黒に汚すことになる。

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