NPB12球団監督会議 座長の阪神・岡田監督 能登への支援、スピードアップなどを確認

2024年01月16日 17:22

野球

NPB12球団監督会議 座長の阪神・岡田監督 能登への支援、スピードアップなどを確認
<NPB12球団監督会議>監督会議を終えて引き揚げる岡田監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 NPBの12球団監督会議が16日、都内のホテルで行われた。会議では能登地震の被災地支援に12球団が協力して取り組む方針を確認。また試合のスピードアップに取り組むとともに、リクエストの運用についても確認。最年長として座長を務めた阪神・岡田彰布監督(66)も審判員、公式記録員とのコミュニケーションの必要性を説いた、以下は会見一問一答。
 「えっと本日は僕は昨年に続いて2回目なんですけど一言いえば、やはり12球団の監督チームを率いる者が野球界を盛り上げていこうとみんなで協力し合っていこうという、最終的にはみんなが合意したという形で終わりましたけど、まず冒頭はNPBからの能登の地震のことでちょうどコミッショナーから話をもらっていたんですけど、各球団2月からまたキャンプが始まりますけど、キャンプ地とかいろんなところで、これはフロント、選手会もうやっぱり一緒になって、例えば義援金みたいな形で選手に協力してもらって、なんとか能登の地震の方にも少しでも協力したいということで、各球団持ち帰ってみんなで話し合ってそういう意味では協力してもらえると、そういうことも話し合いました。あとはまあ、いろいろ審判とか記録員がいろいろ言っていたんですけど、とにかくこれは今年もどんどん発展していくためにどうしたらいいか、どういう案がいいかねそういう話をしましたので、質問があれば答えたいと思うんでよろしくお願いします」

 ――さまざまなテーマの中で印象に残ったものは。
 「さっきも言いましたけどリクエストの件で、新井監督からもそのリクエストのタイミングというか、速さとか、あとは、走者が追い越すというか、それもありますけど、いろんな面でやっぱりね、いろんな意見が出たんですけど最終的にね、やっぱり明確に、審判団の最終的な判断になるんですけど、一つのプレーがね、勝敗のね、勝ち負けを左右するプレーなので、僕らはそれに非常に敏感になっているんですけど、そういう意味でもね、まあ、審判員と協力してまたよりよい方向でいこうということなので、それでまたみんなで話し合いました。そこが一番かなと思います。リクエストに関しては」

 ――先日、記録員について、試合中の審判から選手へのあいさつ、ドラフトのくじ引きの方法などを提案されていたが具体的に。
 「それは記録員に関しては、まあ、昨年も何回かあったんですけど、選手の立場というか、現場の意見として、去年も一昨年も最多安打が2人、同時達成になった。これは、最終的に143試合の中ではね、積み重ねなんですけど、このね、例えば、エラーが内野安打になった、その1本が最終的にね、163本目のヒットになってたかもわからない。そのくらい選手はね、シビアにそういうね、やっぱりタイトルに向かって頑張っているので、審判員の方も、一番、僕が思っていたのは、やっぱりスタンドの上の方からしかあんまり見てないっていうのが、甲子園と広島は土のグラウンドなので、少しのイレギュラーバウンドがね、そういうのもね、ちょっとわからない部分がある。いまはね、モニター見てるらしいですけどね。その辺でねもうちょっとね、場内アナウンスで試合前に、きょうの審判団の記録員は誰々ですと、名前は聞くんですけど、名前と顔がね、いまは合わないっていう。だからもう少し、そのミスになることはないと思うんですけど、やっぱりグラウンド降りてきてもらって、コミュニケーションをとるというかね、そういうのはしてほしいなという意見は言いました」

 ――実際にきょう、そういう話もした。
 「しました、はい。まあ、僕も昔、選手のときに、結構ね、河野さんっていう名物記録員がいて、もう年配の方しか名前がわからないと思うんですけど、その人とね、なんかグラウンドで話したりね。練習中にグラウンドに降りてきてもらって、きょうのグラウンドはどうだっていう、なんかそういう会話をしたという記憶があるので、だからもうちょっとね、コミュニケーションを図ったらどうですかという話はしました」

 ――スピードアップの話も出た。その中で去年のメジャーで取り入れられたピッチクロックの話は。
 「いや、今年は2軍の施設でやると思うんですけど、1軍に関しては今年はね、そういうセッティングというか、それはやらないんですけど、これはもう、やっぱりね、バッターが打席に入るのを含めてね、とにかく、バッター、ピッチャー、バッテリーのサイン交換含めて、みんなが、やっぱり協力しないとなかなか短縮はできないと思うので、その辺はまず今年のシーズンに関しては2軍がやるんですけど、それはある程度参考になると思うので、とにかく1軍としてはね、とにかく両方がスピードアップのためにね、少しでも短縮すると、あの流れる登場曲を含めてね、その辺はみんなで話をしました」

 ――去年は引き分け試合の是非、セリーグのDH制導入などの話も出た。
 「いや、それはDHは、今年の場合は出なかったですね。まあ、あの、新しいことっていうのはあんまり出なかったですけど、やっぱり確認事項の方が多かったですね。今年の場合は」

 ――ソフトバンク・小久保監督からタブレットの持ち込みを許可して欲しいという話があがったと統括からあった。他の監督の意見は。
 「そういうまあね、小久保監督から出たんですけど、僕もメジャーの映像を見ていて、大谷選手なんかがベンチに帰ってきて後ろに座ってタブレットを見ている、そういう姿は何回か見たことあるので。それがきょういきなりオッケーとかはなしに、検討事項として、まあ、なんか、違うことに使われるというかね、いまはすごくそういうことが発達しているので、もっといろんなことに使うという、そういうことも出てくると思うので、その辺はこれからね、まだオッケーになったわけではないので、これから話し合いの中で検討していくということですね」

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