創志学園・朝野 決めた8回2死一、三塁で“奇策バント” 門馬イズム「アグレッシブ・ベースボール」体現

2024年03月21日 05:00

野球

創志学園・朝野 決めた8回2死一、三塁で“奇策バント” 門馬イズム「アグレッシブ・ベースボール」体現
<別海・創志学園>8回、創志学園・朝野はバント安打を決める(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会第3日・1回戦   創志学園7―0別海 ( 2024年3月20日    甲子園 )】 【光る君のプレー】サインはセーフティーバントだった。8回2死一、三塁。相手が投手交代した直後の初球だ。創志学園の3番・朝野晴斗(2年)は、やや三塁線寄りの絶妙の位置に転がす。一塁にヘッドスライディングでセーフとなり、三塁走者が生還した。
 門馬敬治監督が掲げるのは東海大相模時代と同じく、攻める姿勢を促す「アグレッシブ・ベースボール」。それを体現した。「監督さんは動かす野球をやっている。それが今日はできたかなと思います」。大会直前のメンバー変更でベンチ入りした背番号18が、いきなりの3番起用にもアグレッシブに応えた。

 指揮官からは常に「ファウルでもいい。思い切ってやってこい」と言われている。だから奇策とも言えるサインにも戸惑うことはなかった。門馬イズムでの進撃開始を告げる、会心のプレーだった。(秋村 誠人)

おすすめテーマ

2024年03月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム