阪神オープン戦セ最下位確定も余裕“どんでん返しV”あるぞ!4年間で3チームがセ・リーグVの事実

2024年03月21日 05:15

野球

阪神オープン戦セ最下位確定も余裕“どんでん返しV”あるぞ!4年間で3チームがセ・リーグVの事実
<ソ・神>6回、選手交代を告げる岡田監督(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神0-4ソフトバンク ( 2024年3月20日    ペイペイD )】 阪神は零敗を喫したこの日の敗戦で2勝12敗1分けになり、オープン戦の最下位がロッテとの2球団に絞られた。それにより、セ・リーグ最下位が確定した。
 しかし結果に悲観するのは早計だ。岡田監督はこれまでに「(直近の4年間で)オープン戦の最下位が3チームも優勝してる」と発言。20年巨人、21年と22年のヤクルトを引き合いに出して意に介さなかった。20年以降の直近4年間のオープン戦最下位はセ球団。そういう意味では、オープン戦のセ最下位確定も“どんでん返しV”への吉兆といえる。

 指揮官は、選手がベストな状態で開幕を迎えられるように、体調面などに配慮した起用を続けてきた。この日は近本と大山が欠場。練習も免除し、チームより一足早く帰阪させた。平田ヘッドコーチは2人について「ずっと人工芝が続いているということで」と疲労を考慮した休養であることを説明。試合がないきょう21日と合わせて連休を設けた形だ。

 近本不在で空いた1番を大不振の中野に任せ、復調のきっかけをつかめるように打席機会を多く与えた。状態が上向きな森下を3番に入れて予定通り2打席で代え、低空飛行を続けるミエセスを途中出場させた。前日19日の試合では左打者から始まるイニングに、サウスポーの島本と桐敷を起用するなどシーズンを想定したマネジメントを展開中。全ては、公式戦にスムーズに入るための準備だ。

 平田ヘッドコーチは「オープン戦残り3試合。いい感じでシーズンに入ってくれれば、というところだよね」と締めくくった。首脳陣からも、まったく焦りは見えない。(倉世古 洋平)

 ○…阪神はソフトバンクに敗れてオープン戦2勝12敗1分け。借金は再び2桁の10となった。この日の結果、阪神は最終勝率で他のセ5球団を下回ることが確定。オープン戦の“リーグ最下位”が決まった。12球団最下位の可能性はロッテと阪神に残っているが、あす22日に阪神が負け、ロッテが勝ちで阪神の12位が確定。阪神引き分け、ロッテ勝ちでも同率11位以下が決まる。

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