DeNA・牧 全快アピール2戦連発!風邪から復帰4試合目「いい形で打てているし、いい状態だと思う」

2024年03月21日 05:30

野球

DeNA・牧 全快アピール2戦連発!風邪から復帰4試合目「いい形で打てているし、いい状態だと思う」
<D・オ>4回、2ランを放ちダイヤモンドを駆ける牧(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【オープン戦   DeNA7―2オリックス ( 2024年3月20日    横浜 )】 病み上がりは家の周辺を歩く運動から始めた。11日の再始動から9日後。DeNA・牧が完全回復を2試合連続本塁打で示した。
 「いい形で打てているし、いい状態だと思う」。寒暖差で風邪をひいて喉をやられた。9日からチームを離れ、再合流した12日はガラガラ声だった。5試合を欠場。この日が復帰後4試合目だった。

 本拠地最後のオープン戦。4回2死三塁から曽谷の直球を左翼席へ運んだ。戦列離脱後の初安打だった前日のオープン戦1号ソロを皮切りに、2試合連発の2ラン。「初球から一振りで仕留めることができた」。6回は無死二塁から外角球を右翼線にはじき返す適時二塁打も放ち、2安打4打点とけん引した。

 復帰直後。新主将のはやる気持ちを「焦るな」という石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチの助言が救った。オーバーワークにならぬよう「部分部分でいいよ」と具体的な調整を示した。バットをいきなり全力で振るのではなく、打撃フォームを1カ所ずつ確認させた。遅れを取り戻すために「量」を増やすことは禁止。腕や足の構え、スイングの軌道と各部分の「質」を取り戻させた。前日はバント練習の打撃マシンで目慣らしもした。

 自宅療養を経たことで、三浦監督は「逆にしっかり休ませて良かった」と笑った。2試合で4安打を重ねて周囲の心配を払拭した牧は「焦ってやり過ぎないように意識してやってきた。粘り強く、勝てている。いい形で来ている」と開幕を見据えた。(神田 佑)

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