「4―CaraT」酒寄楓太 「日本刀」思わすフェースライン ソロ歌手&俳優+グループ“三刀流”挑む
2024年03月04日 05:00
芸能
「イベントに来るファンの方が“フェースライン見せて”ってうちわを持ってきてくれるんです。うれしいんですけど、正面の顔は好きじゃないのかな?(笑い)」。おちゃめな性格と涼しげな顔付きのギャップもいい。
中学2年の夏に芸能プロ「ライジングプロダクション」のスカウトを受け、芸能界入り。俳優として、人気ミュージカル「テニスの王子様」「東京リベンジャーズ」などに出演。伸びやかな歌声で、ソロ歌手の顔も持つ。
活躍を買われ、4―CaraTのメンバーに抜てき。事務所の先輩、w―inds.橘慶太(38)からボーカルレッスンも受け、歌唱スキルをさらに磨いた。「慶太さんは憧れ。歌に対する姿勢をこれからも見習っていきたい」と話す。
4月24日発売のデビュー曲「Dancing Dreamer」は、既に現在放送中のネプチューンの原田泰造(53)主演のフジテレビ系ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の主題歌として流れている。アップテンポで難解なリズムながら、耳に残る一曲。「僕たちはまだまだこれから。長く愛されるようなグループを目指したい」と力を込めた。
これまで1人で活動してきたため、横に踊る人がいることにまだ慣れていないというが、仲間とつくるステージが楽しみでたまらない。隣のメンバーと目を見合わせ歌う時には、また違う美しさのフェースラインが楽しめるかもしれない。
≪ヒプステ出演中「ぜひ見に来て」≫ 現在、東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演中の舞台「『ヒプノシスマイク ―Division Rap Battle―』Rule the Stage」(通称ヒプステ)に出演している。音楽原作キャラクターラッププロジェクト“ヒプマイ”の舞台版で、兵器ではなく言葉が力を持つ世界のラップバトルを描く。酒寄は泣き虫でナルシシストな性格の四十物十四(あいもの・じゅうし)役。「心意気が格好いいと思えるシーンがたくさんあります。ぜひ見に来てください」と呼び掛けた。
◇酒寄 楓太(さかより・ふうた)2004年(平16)11月4日生まれ、東京都出身の19歳。中学1年のころに母親と「AAA」のライブに行ったことをきっかけに芸能界に興味。好きなアーティストは西島隆弘。1メートル80。
◇4―CaraT(フォー・カラット)酒寄、磯野亨(24)、呉愁真(18)、メイヒュー翼(16)の4人組。グループ名には、ダイヤモンドの原石のような4人の個性を磨いてほしい、という意味が込められている。今月30日に都内ライブハウスで開かれる、ライジング・レコーズのアーティストが集まる公演で初ライブを行う。