藤井聡太棋王、防衛王手 伊藤七段下しタイトル戦13連勝「防衛は意識せず、次局に向けて」 棋王戦第3局
2024年03月04日 04:45
芸能
相手の作戦を見てから反応する指し回しが持ち味の藤井にとって、開幕局の意趣返しともいうべき展開。中盤以降は「どういう構想にするか難しかった」といいながらも、端角を打って相手の馬を消す。その流れで1筋を突破。自王に詰めろすらかけさせない完勝に導いた。
この日の勝利で自己最長に並ぶタイトル戦13連勝をマーク。羽生善治九段が達成した歴代2位の記録に再び並んだ。1位は大山康晴15世名人の17連勝だが、その前に単独2位の14連勝と棋王連覇が視野に入る。「防衛は意識せず、次局に向けて調整したい」。その次局は17日だ。
▼伊藤匠七段 (序盤は)あまり認識のない展開になり、どういう方針で指すか一手一手難しかった。自陣に引き揚げた馬が負担になる展開で苦しい将棋。(今後は)一局でも多く指せるよう頑張りたい。(藤井相手に依然未勝利。カド番に立たされて)