橋下徹氏 中学校が願書出し忘れ、生徒3人志望校受験できずに「首長の出番…例外を認めて願書受け付けを」

2024年03月04日 12:36

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橋下徹氏 中学校が願書出し忘れ、生徒3人志望校受験できずに「首長の出番…例外を認めて願書受け付けを」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が4日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。福岡市東区の私立博多女子中学校で2月、公立高校の入学願書を学校側が出し忘れて生徒3人が志望校を受験できなかったことについて言及した。
 出願業務を担当した教諭が、締め切りを勘違いし、高校受験の願書を期限までに提出できなかった。3人が受験を希望したのは、福岡県古賀、福津両市と同県新宮町の一部事務組合が運営する古賀竟成館(きょうせいかん)高校。中学校の校長が高校側と掛け合ったが「例外を認めるわけにはいかない」と受理を認められなかったという。

 番組では、志望校を受験できなかった生徒の父親が「ミスが起こったのは本当に…私はその後の対応を言っているんですよね。前向きにいろんな提案があって、こうしていこうというのも全くない中で、こちらはお金が欲しいわけじゃないのに、親御さんの気持ちを補償っていう形で誠意を見せたいという言葉はありますけど、それが結果、形として出てきたのがあり得ない金額で解決しよるんやなと」などと話しているインタビューを放送。学校側は、系列の博多女子高校への進学と和解金30万円を提示しているという。

 橋下氏は「いきなり法律をボーンと表に出す必要はないとは思うんですが、ただこの事案をみると、柔軟に対応すべきだと思う」とし、その理由について「公平性はまず第一なんですけれども、正当な理由がある場合には例外を認めるべきだというのが法の大原則。今回、正当な理由を見ると、子供たち側の方が直接、願書を出せるような状況であれば、そこの締め切りを忘れたのであれば子供たち側のミスになってしまうんですが、高校側が中学で(願書を)取りまとめてくださいという形態にしている。これは高校の方の利便性というか、生徒個人から受け付けをすると、いろいろ訂正とかあって高校は事務が煩雑になるんです。ですから中学まとめてくださいねというのは、高校の利益のためでもある」と説明。

 「中学がミスしたことが1番悪いんですけれども、そういう願書の形態を高校側がやっておいて生徒側に一切ミスがないのであれば、これを例外を認めるべき」と指摘し、「教育現場でこういう一律の対応をするのであれば、公立高校で各自治体が共同で設置した高校らしいので、ここは首長の出番。入試に直接介入するのはだめですが、願書受け付けのところくらいは首長が例外を認めるということで受け付けをやってほしい。ぜひ考え直してほしい」と自身の考えを述べた。

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