パックン BBCの東山社長取材に自戒「我々が東山社長に直接聞くべきだった」「情けなさ感じる」
2024年04月01日 17:46
芸能
この映像を見たパックンは「ちょっと複雑な気持ちになります。僕もメディアの一員なので責任もありますけど」と、率直な思いを口にした。
性加害問題は昨年、BBCが放送したことによって大きく広がった。日本のメディアがうわさをキャッチしておきながら、野放しにしたことも被害拡大の原因と一つとされてきた。パックンは「我々は去年、関連の問題が発覚した時に、“やばい。我々は大昔からうわさを聞いていたのに追及しなかった。それで被害規模が拡大したんじゃないか”。民放連の会長も反省しなくてはいけないと言っていたし、各テレビ局は自己検証を行い、反省点、改善点を発表しましたけど、結局我々が追及しきれていないんですね」と責任を口にした。
また「今回も我々フジテレビではなく、BBCが先に取材をしましたし、BBCの記者に対しての取材はいいんですよ?素晴らしいと思うんですけど、我々が東山社長に直接聞くべきだったんです。直接…言い方は悪いけど、監視をし続けるべきだったんです。あらためて我々が反省しなくてはいけなかった」と自戒の念を込めて語った。
この日からメインキャスターに就いたフリーアナウンサー青井実は、アザー氏を取材した記者からの話として、「“毎回BBCがやるのはおかしいんじゃないか?”と、アザーさん自身もおっしゃっていて」と明かした。パックンも「情けなさを感じますね」と肩を落としていた。
加害者の疑いがある2人について、アザー氏から「常識としてその情報は警察に提供する必要がありませんか?」と問われた東山社長は、「法的なことを考えると、僕らには権限がないと思います」と返答。「当事者の人たちがそれに対して刑事告訴をしたら、僕らとしては全面的に協力するということになるとは思います。ただ、被害者の方がやはり声を上げるべきだと思いますし、それに対して協力はしますけど、私たちが動くというのはちょっと難しいのではないのかな」と続けた。
パックンは昨年9月、東山らが出席した会見に言及。「去年の秋の会見で、(東山社長が)法を超える補償と約束しました。法を超えるという大事な単語が、今は法的な権限とか、法的な措置に任せる方に大きく転換したと感じますね。ここまで姿勢が変わったのも、我々がちょっと目を離したせいだと思いますね」と指摘した。青井アナは「再発防止も含め、我々マスコミもこれまで以上に引き続き、見ていかなくてはいけません」とした。