「虎に翼」10年ぶり再会も一瞬 ヒャンちゃんと呼ばないで…多岐川が寅子一喝 ネット「正論に威力」

2024年06月13日 08:15

芸能

「虎に翼」10年ぶり再会も一瞬 ヒャンちゃんと呼ばないで…多岐川が寅子一喝 ネット「正論に威力」
NHK連続テレビ小説「虎に翼」第53話。佐田寅子(伊藤沙莉)と再会した崔香淑(ハ・ヨンス)だったが…番組公式X(旧ツイッター)(@asadora_nhk)から
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は13日、第54話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第54話は、佐田寅子(伊藤沙莉)は酔って寝てしまった汐見圭(平埜生成)を多岐川幸四郎(滝藤賢一)と自宅に送り届けた。出迎えた汐見の妻・香子は寅子のよく知る崔香淑(ハ・ヨンス)だった。多岐川から追い出される形で帰宅した寅子は納得いかないが、猪爪はる(石田ゆり子)からは「生きていれば色々ある」と諭される。翌日、寅子は汐見から事情を説明され…という展開。

 香淑は「その名前(ヒャンちゃん)で呼ばないで」と険しい表情。多岐川は寅子を家に連れてこないよう、クギを刺されていた。

 労働争議扇動の疑いにより逮捕された兄・崔潤哲(ユン・ソンモ)の予審判事だったのが多岐川。朝鮮で学生たちに法律を教えており、その手伝いを香淑に頼んだ。一緒に働くうち、汐見と香淑は惹かれ合ったが、お互いの家族は結婚に猛反対。2人とも勘当された。

 終戦を迎え、多岐川と汐見は日本へ。香淑も一緒に付いてきた。居場所のない2人を多岐川が居候させてくれた。

 香淑は汐見香子という日本人として生きていこうとしている。「崔香淑のことは忘れて、私のことは誰にも話さないで。トラちゃんはトラちゃんの仕事を頑張って」が寅子への伝言だった。

 多岐川は寅子が香淑にしてやれることはないと説く。

 「香子ちゃんはすべて承知で汐見くんと結婚したんだ。どうするか決める権利は、すべて香子ちゃんにある」「この国に染みついている香子ちゃんへの偏見を正す力が佐田くんにあるのか。ないだろ。だったら黙ってろ。時間は有限だ。助けてほしいかどうか分からん人間に使う時間は君にはない。君が家を出てから家に帰るまでの時間は、家庭裁判所設立のために使いたまえ。今この日本には、愛の裁判所が必要なんだ」

 10年ぶりの再会は一瞬。SNS上には「多岐川さんは包容力しかないな」「多岐川さん、あまりに面倒見がいい」「多岐川さん、合理主義かつリアリスト。カッコいい」「多岐川室長には正論に威力があるな」「多岐川さんは破天荒だけど、純度の高い正論を仰る」などの声が上がった。家庭裁判所設立は果たして。

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