落合務シェフ 悪性リンパ腫患い激変した食生活「やっぱりまんべんなく取らないといけないんだな」

2024年06月13日 18:37

芸能

落合務シェフ 悪性リンパ腫患い激変した食生活「やっぱりまんべんなく取らないといけないんだな」
落合務シェフ(2015年撮影) Photo By スポニチ
 イタリアンシェフの落合務氏(76)が、13日放送のNHK「午後LIVE ニュースーン」(月~金曜後3・10)に出演し、大病との闘いについて語った。
 イタリア各地のレストランで修業。帰国後、82年にイタリアンレストランの料理長に就任した。その後、テレビの料理番組や多数の著書で広く世に知られるようになったが、21年にステージ4の悪性リンパ腫と診断されて闘病生活を送った。

 「来たって感じですね。先生に“それって助かるんですか?”って聞いたら、“うーん、五分五分だね”って言ってましたよ。五分五分?じゃあ半分助かるんだって」。大病にも、前向きな気持ちを失わなかった。

 翌月から5カ月に及ぶ抗がん剤治療に臨んだ。「3週間おきなんですけど、3週間のうち8~9日は動けない。動きたくても動けないというか、テレビも見る気にならない。その時期が過ぎるのをじっと耐えるという」と振り返った。

 「野菜はもともと食べなかったですね。あまり好みではなかった。肉、肉、肉でいいと」。そんな食生活も大きく変えた。肉中心の食生活から、あえて野菜をしっかり取る生活に。「やっぱりまんべんなく食材って取らないといけないんだなって、あらためて思いました。ちょうどその時コロナ(禍)でもありまして、じゃあ自分で作るかという感じで」。家ではほとんどしなかった料理をするようになったという。

 レストランと違い、欲しい食材が満足に手に入らなかったことから、発想を大きく転換した。「いろいろ作ってみたら、あれがなきゃいけない、これがなきゃいけないって言っていると、作れなくなっちゃう。簡単にお家では。やっているうちに、いい意味での“手抜き”ですよね。これ入れなくても何とかなるねって」。バーニャカウダのアンチョビの代わりにみそを、生クリームの代わりには餅を使うなど、意外な発想とひらめきで料理を作ってみたという。

 そんな肩肘張らないレシピを集めた本を、今年2月に出版。「みんなお家で作るのに、きちっと食材をそろえて、さあやるぞっていう方…そこまですると料理のハードルが高くなっちゃって、やらなくなっちゃうんじゃないかと。そういう皆さんに、“これでいいんだ”って(思って欲しい)」と、視聴者に呼びかけていた。

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