落合務シェフ 悪性リンパ腫患い激変した食生活「やっぱりまんべんなく取らないといけないんだな」
2024年06月13日 18:37
芸能
![落合務シェフ 悪性リンパ腫患い激変した食生活「やっぱりまんべんなく取らないといけないんだな」](/entertainment/news/2024/06/13/jpeg/20240613s00041000039000p_view.webp)
「来たって感じですね。先生に“それって助かるんですか?”って聞いたら、“うーん、五分五分だね”って言ってましたよ。五分五分?じゃあ半分助かるんだって」。大病にも、前向きな気持ちを失わなかった。
翌月から5カ月に及ぶ抗がん剤治療に臨んだ。「3週間おきなんですけど、3週間のうち8~9日は動けない。動きたくても動けないというか、テレビも見る気にならない。その時期が過ぎるのをじっと耐えるという」と振り返った。
「野菜はもともと食べなかったですね。あまり好みではなかった。肉、肉、肉でいいと」。そんな食生活も大きく変えた。肉中心の食生活から、あえて野菜をしっかり取る生活に。「やっぱりまんべんなく食材って取らないといけないんだなって、あらためて思いました。ちょうどその時コロナ(禍)でもありまして、じゃあ自分で作るかという感じで」。家ではほとんどしなかった料理をするようになったという。
レストランと違い、欲しい食材が満足に手に入らなかったことから、発想を大きく転換した。「いろいろ作ってみたら、あれがなきゃいけない、これがなきゃいけないって言っていると、作れなくなっちゃう。簡単にお家では。やっているうちに、いい意味での“手抜き”ですよね。これ入れなくても何とかなるねって」。バーニャカウダのアンチョビの代わりにみそを、生クリームの代わりには餅を使うなど、意外な発想とひらめきで料理を作ってみたという。
そんな肩肘張らないレシピを集めた本を、今年2月に出版。「みんなお家で作るのに、きちっと食材をそろえて、さあやるぞっていう方…そこまですると料理のハードルが高くなっちゃって、やらなくなっちゃうんじゃないかと。そういう皆さんに、“これでいいんだ”って(思って欲しい)」と、視聴者に呼びかけていた。