チョン・ドヨン、映画「リボルバー」でオ・スンウク監督と再会“待ったかいがあると思う”

2024年07月09日 16:30

チョン・ドヨンの、チョン・ドヨンによる、チョン・ドヨンのための「リボルバー」がやって来る。

映画「リボルバー」(監督:オ・スンウク)の制作報告会が9日にソウル江南(カンナム)区メガボックスCOEXで開かれ、オ・スンウク監督とチョン・ドヨン、チ・チャンウク、イム・ジヨンが出席した。

韓国で8月7日に公開される映画「リボルバー」は、全ての罪をかぶって刑務所に入った元警察官のスヨン(チョン・ドヨン)が出所後、ひたすら1つの目的に向かって直進する物語を描く。

映画「無頼漢」でカンヌ映画祭の「注目すべき視線」に招待され、演出力を認められたオ・スンウク監督の新作で、オ・スンウク監督とチョン・ドヨンの再会が成し遂げられた作品だ。

チョン・ドヨンが約束してもらった対価をもらうために直進するスヨン役を、チ・チャンウクは約束をすっぽかしてスヨンを動かしたアンディ役を、イム・ジヨンは本音がわからない助力者あるいは裏切り者のユンソン役に扮し、強烈なシナジー(相乗効果)を発揮する。

この日、オ・スンウク監督は「リボルバー」はチョン・ドヨンのために書き、演出した映画だと言いながら「準備していた作品がうまくいかなくて家に横になっていたら、チョン・ドヨンさんから電話がかかってきて『酒を奢るから出てきなさい』と言われた。『そうしていないで早くシナリオ書きなさい』と言われて、チョン・ドヨンさんを主人公にしたシナリオを書くことになった」と話した。

続けて「特定の俳優を念頭に置いてシナリオを書くタイプではない。でも『リボルバー』はチョン・ドヨンさんの出演を目指して書いたシナリオなので、チョン・ドヨンさんが持っているものに対して悩んだ。『無頼漢』を通じて知ったチョン・ドヨンさんだけの品格、品位、他人に対する共感能力をもとにして話したかった」と伝えた。

また、オ・スンウク監督は「この作品をしながら、今までチョン・ドヨンさんが見せなかった顔を必ず表現したかった。映画にはチョン・ドヨンさんがずっと出るけれど、その顔を気にして、会いたがるようにさせたかった。最後の編集を終えて『やりこなした』と思った。今まで見ていない彼女の顔を映画に盛り込んだ。僕が無表情を要求し続け、多分大変だったと思う」と伝えた。

チョン・ドヨンは「『無頼漢』以来、オ・スンウク監督の作品を愛することになった。でも、監督は文章を書くために非常に長い時間がかかる方だ」とし「大作映画を準備していたから、その間に低予算映画を一本一緒にやりましょうと提案したけれど、4年もかかった。『この人はダメなんだな』と思った。ある瞬間、あまりにも催促しているようだから電話をしなくなった。しかし『リボルバー』と言う作品を見ると待ったかいがあると思う」と信頼を伝えた。

続けて「10年前、監督の『無頼漢』に出演して大変だったから、『2度と一緒に仕事しない』と思ったけれど、時間が経ってお互いに対する理解ができて楽になった。『無頼漢』に出演した時は私も鋭敏だったし、監督にも鋭敏な部分があったけれど、今は必ずしなければならない考えだけをしながら演技をした。『リボルバー』の時は心が楽だった」と話した。

一方、作中“香水をつけた狂った犬”と呼ばれるアンディと言うキャラクターに対してチ・チャンウクは「今日も香水をつけてきた。これからも最善を尽くして香水をつける」と言い、笑いを誘った。

オ・スンウク監督はチ・チャンウクの熱演に対して「簡単ではないキャラクターなのに、平気で『何が難しいんですか』と言いながらやりこなしてくれるところに感謝した。筋肉や血筋などが豊富だった。シナリオに書かれた人物より何倍以上のキャラクターになった」と感謝を伝えた。

チョン・ドヨンは「チ・チャンウクさんはハンサムな顔に演技力が埋もれた俳優だ。共演中に本当に驚いた。今まで見たことのない表情を見た。驚きの連続だった。そのエネルギーをたくさんもらった」と褒めた。

ユンソン役のイム・ジヨンは「私は学生時代に自ら『韓国芸術総合学校のチョン・ドヨン』と言っていた。誰かに言われたわけではなくて、自分で。先輩のようになりたいと思ったから……」と言いながら笑った。続いて「時間が経って、先輩と同じ空間で息をすると言うことだけで驚異的な出来事の連続だった」と愛情を示した。

この話を聞いたチ・チャンウクは負けずに「僕も檀国(タングク)大のチョン・ドヨンだった」と言い、笑いを誘った。

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