黒柳徹子“大好き=視聴率”を信じて「良いものを作ろうという気持ちをもって作って」TV製作陣を鼓舞

2024年07月09日 20:00

芸能

黒柳徹子“大好き=視聴率”を信じて「良いものを作ろうという気持ちをもって作って」TV製作陣を鼓舞
<第50回放送文化基金賞贈呈式>支えられながら降壇する黒柳徹子(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる「第50回放送文化基金賞」の贈呈式が9日、都内で行われ、女優の黒柳徹子(90)が出席。「記念賞」を受賞した喜びを語り、コンプライアンスが叫ばれ、さまざまなコンテンツや配信ツールがあふれる現在のテレビ番組製作陣にエールを送った。
 今年で50回の節目を迎え、その記念として「放送文化基金50周年記念賞」が贈呈される。放送の歴史に俯瞰(ふかん)し、長年放送文化向上に大きく貢献したことが評価された、黒柳、NHK連続テレビ小説制作班らが受賞した。

 支えられながらも、しっかりとした足取りで登場した黒柳。トロフィーを受け取ると喜びの笑顔を輝かせた。

 「記念賞」を受賞し「こんな素晴らしい賞を私がいただけるなんて…」喜び、「長生きして本当に良かったと思います」とほほ笑んだ。

 テレビの世界で、今でも“指標”として評価の対象となる視聴率。番組の点数でもあり、視聴率が伸びないことは番組存続にも直結してくる。黒柳は営業面を含めた視聴率の大事さに理解を示しつつも「いろいろ気にしていらっしゃるかもしれないけど、大丈夫です!」と断言。

 「私のやっている番組は、全て視聴率を考えてはやっていないんですけど、視聴率を考えたら良い視聴率をいただいていると思うんですね。大好きでやりたいと思っている番組は良い視聴率、ご褒美をもらえると信じて今でも信じてやっています」と番組製作陣の一員としての姿勢を垣間見せた。

 「ですから、お作りになる方もそれを(視聴率を)心配して、点数が取れないとおっしゃる方がいらっしゃいますけど、本当に作りたいと思うものを作る、それを皆が見るという時代はまだ続くと思います」と力強く語り、「皆さん、心配しないで。良いものを作ろうという気持ちをもって作ってほしいと思います」とテレビ界の酸いも甘いも知り尽くしているレジェンドが、心強いエールを送った。

 テレビの魅力にほれ込んで、テレビの席界に入り、テレビの報道の力を信じてやまない黒柳。「テレビは駄目になってなんかいません!固として申し上げますけど、いい番組がたくさんあります。お世辞じゃなくて、私はそう思いました。テレビを信じている。大丈夫です!」と可能性を信じて、発信を続けていく。

 そんな黒柳は「少なくとも100までテレビに出ていようと思います!」と宣言。黒柳が発言するたびに、会場からはたくさんの拍手が沸き起こり黒柳を後押ししていた。

 「皆さま優しい心で見守ってください。元気にやるということ、テレビで正直にやることが大事だと本当に思っております」とテレビの草創期からずっと見続け、作り続け、出演してきた一人として、熱い思いを語った。

 テレビ草創期から今日に至るまでテレビ出演者として放送文化を具現化した黒柳の業績が評価された。

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