元体操日本代表・田中理恵さん 五輪は体操に注目もきょうだいで連覇狙う柔道・阿部兄弟に「楽しみと期待」
2024年07月27日 11:37
芸能
田中さんが体操を始めたのは6歳のとき。父親が体操クラブを開いていて、母親も体操選手という体操一家で、ロンドン五輪では団体の2大会連続決勝進出に貢献し、兄・和仁、弟・佑典も五輪出場を決め、3きょうだいそろっての五輪出場は日本体操史上初の快挙となった。
「体操の団体ももちろん気になる」と笑顔を見せるが、同じ境遇としてきょうだいで連覇を狙う柔道・阿部一二三、詩きょうだいに熱視線。「2人とも今回もやってくれるかなと楽しみと期待」を込めた。
夢の舞台に上り詰めた田中氏だからこそ「村って言うから何があるんだろうと思っていた。選手村に興味があった」という。医療機関のみならず「ネイルサロンがあったり、美容室があったり…」整った生活環境で、選手は「試合に向けて生活して、リラックスして現地になれていくんだな」と回顧。
競技中は「孤独を感じていた」が、「試合中でも力になってパワーになりました。日本語が聞こえるだけで安心感がありました」。会場内から聞こえる日本語での応援が田中氏の背中を押した。
選手に対して「楽しみながらも全力で自分の持ってきたものを発揮してほしい」とエールをおくり、日本で応援するファンへ「がんばれとか名前を呼ぶだけでも力になる。画面を通して全力で応援して頂けたら」と呼びかけた。
2013年、現役を引退し、テレビやイベントなどに出演。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を務めた。